CIOのモバイルバッテリー「SMARTCOBY SLIMⅡ Wireless2.0 SS5K」をレビューします。
アルミの質感がよくて8.7mmとスリム設計、さらに半個体系バッテリーセルを採用することで安全性を高めたモデルです。
メーカーに製品を提供していただき、レビューしています。
外観

いつもの白×紫のパッケージ。

同梱物はSMARTCOBY SLIMⅡ Wireless2.0 SS5KとUSB C-to-Cケーブル(50cm)

本体はSMART COBY SLIM 5K同様アルミ製です。この質感がたまらん。

スマホと触れる部分はラバー素材です。

側面には電源ボタンと仕様、各種規格のマークなどが入っています。

下部にはUSB-Cポートを配置。

さり気なく入っているCIOロゴがクール。

5つのインジケーターは、一番左が充電状態を示すもので、残りの4つが残量インジケーター。

手に持ったときのサイズ感。

薄さは8.7mmとかなり薄めです。

重量は実測で122.9gでした。
仕様
SMARTCOBY SLIMⅡ Wireless2.0 SS5Kの仕様は以下の通り。
| サイズ | 約 102 × 70 × 8.7 mm |
|---|---|
| 重量 | 約 121 g(実測122.9 g) |
| 電池種類 | 半個体リチウムイオン電池(リチウム含有) |
| バッテリー容量 | 5000mAh 3.92V(19.6Wh) |
| 定格容量 | 3000mAh |
| ポート | USB-C × 1 |
| 入力 | 5V⎓3A / 9V⎓2.22A |
| 出力 | 5V⎓2A / 9V⎓2.22A |
| Qi2ワイヤレス出力 | 最大15W |
| 対応急速充電規格 | Qi2充電 / PD3.0 |
| サイクル回数 | 約500回 |
基本的な仕様はSMART COBY SLIM 5Kと同じですが、発火しにくい半個体系バッテリーセルを採用しているのが特徴です。
CIO独自の加熱130℃・短絡・圧迫・落下・釘刺しといった過酷試験をクリアしているとのことです。そんな雑な使い方する人はいないと思いますが、だいぶ安心感があるんじゃないでしょうか。
実際に使ってみた

iPhone 16を、バッテリー残量10%の状態からワイヤレス充電してみました。
30分ごとの残量、95%まで充電できた時間をまとめたのが以下の表です。
| 時間 | バッテリー残量 |
|---|---|
| 0分 | 10% |
| 30分 | 44% |
| 60分 | 63% |
| 90分 | 81% |
| 115分 | 95% |
約2時間で95%まで充電できました。その状態でもすこし残量が残ってたのでなかなか優秀かなと。

充電中の温度も測定しました。最も高温な部分で40℃未満なのでそこまでアチアチになる感じではないかなと。

パススルー充電にも対応しているので、バッテリー本体を充電しつつiPhoneをワイヤレス充電することが可能。
本体が満充電になるとバッテリーをスルーしてスマホへ給電するモードに切り替わるという、バッテリーセルへの負担を減らす設計です。なお、完全パススルー時の出力は5Wになります。

スマホをワイヤレス充電しながらイヤホンなどを優先で充電することも可能。この場合の出力は5W+5Wです。
薄さと安心感を両立した、ちょうどいいモバイルバッテリー

CIO SMARTCOBY SLIMⅡ Wireless2.0 SS5K のいいところ
- 半個体系バッテリーセル採用で安全性が高い
- アルミ素材の質感、見た目がよい
- 薄さ8.7mmでモバイル性能高い
- Qi2ワイヤレス充電に対応
CIO SMARTCOBY SLIMⅡ Wireless2.0 SS5K のイマイチなところ
- 容量・出力は控えめ
SMARTCOBY SLIMⅡ Wireless2.0 SS5Kは、薄さと軽さを重視しつつ、安心感もしっかり確保したモバイルバッテリーです。
8.7mmと非常に薄いのでバッグやポーチに放り込みやすく、アルミボディの質感も含めて、持ち歩くときもテンション上がりますね。
Qi2対応のワイヤレス充電は位置ズレが少なく、発熱も控えめ。パススルー充電や同時充電にも対応しているので、デスク周りでも意外と出番があったりします。
容量は5000mAhなのでいろんなガジェットを充電したい場合には向きませんが、スマホの充電を1日補う用途ならちょうどいいバランスかなと。
薄型でワイヤレス対応、かつ安全性も重視したい人にはオススメできますね。

