BIGBIG WONのゲーミングコントローラー「Rainbow 2 Pro」をレビューします。
クリアボディがかっこよく、Xbox純正コントローラーと同じような使い心地で、性能・機能面では完全に上位にあたるコントローラーです。
メーカーから製品を提供していただきレビューしています。
開封して同梱物を確認
Rainbow 2 Proのパッケージはこんな感じ。黒×オレンジの外箱にRainbow 2 Proが描かれています。
Rainbow 2 Pro本体、ワイヤレスレシーバー、チャージングドック、USBケーブル、交換用ジョイスティック、交換用パッドが同梱されています。
Rainbow 2 Proの外観
こちらがRainbow 2 Pro本体。クリアブラックなボディが男心をくすぐって素敵だ。
上から。ボタン配置はXboxコントローラーと同じです。
裏側。プログラムボタンとしてM1・M2ボタンと、左右のアナログトリガーの押し込みの深さを2段階で調整するトリガーストップがあります。
上部にはペアリングボタンとUSB Type-Cポート、プログラムボタンのM3・M4ボタンがあります。
下側にはイヤホンジャックを搭載。
本体重量は実測で253.1gでした。
グリップ部分はテクスチャの入ったラバーになっています。手汗をかいた状態でもしっかりとグリップしてくれます。
トリガーボタン(RT・LT)にはホールセンサーが搭載されていて、押し込み全域でブレがありません。
背面のトリガーストップボタンでトリガーの押し込みの深さを2段階で調整することができます。
FPSのように押し込み具合とか関係ないゲームであれば浅く、レースゲームなど押し込み具合の調整が必要な場合は深くして使い分けることができて便利ですね。
電源を入れると本体の縁が光ります。かっこいい。
右スティック下にあるFNボタンを2回押すことで、RGBライトのオン・オフや色の変更が可能です。また、有線・無線接続時の接続状態を確認できます。
スティック・方向パッド
長さの違うスティックが2つずつと、方向パッドが付属します。
スティックは上方向へ持ち上げることで簡単に外れます。方向パッドも上下左右に凹みがあるのでそこに爪を引っ掛ければ外すことができます。
自分の好きなサイズ・形状のものを選べるのはいいですね。
ただし、コントローラー単体で購入する場合は交換用のスティック・パッドは付属しないので注意が必要です。
レシーバーと充電ドック
Rainbow 2 Proの接続方法は有線・無線(2.4GHz)・Bluetoothの3種類。無線接続時には付属のレシーバーを使います。
ポーリングレートは有線接続で1000Hz、無線(2.4Ghz)接続で200Hz、Bluetooth接続で125Hz。
Xboxワイヤレスコントローラーは有線接続で1000Hz出ないので、低遅延でプレイしたい人にはいいですね。
ワイヤレスレシーバーの後ろにUSB-Aポートがあるため、PC→レシーバー→USBケーブル→コントローラーという感じで有線接続することもできます。PCからレシーバーを外すことなく手軽に有線接続できるのは便利かも。
今回提供してもらったモデルには充電ドックが付属しています。
充電ドックは片側がUSB Type-C、反対側がUSB-Aになっていて、PCと接続するのはUSB Type-C側です。
Rainbow 2 Proを充電ドックに乗せるだけで充電できるので便利。
また、USB-Aポートにレシーバーを接続することでレシーバーを近くまで延長することもできます。
各機能について
下部にある4つのボタンは、左からターボ、マッピング、マクロ、プロファイル変更のボタンです。
ターボはその名の通り、登録したボタンを長押ししている間連射する機能。
マッピングは特定のボタンに別のボタンを登録する機能。M1~M4まで追加のボタンがあるので、操作時に押しにくいボタンを登録することで便利に使うことができます。
マクロはボタンを押したときに登録した動作を呼び出すという機能です。複雑な入力を一発で入力することができるので便利そう。
これらの機能はゲーム内の利用規約によっては禁止されていることがあるため使用の際は注意が必要です。
プロファイルはそのまま。Rainbow 2 Proは本体に最大4つのプロファイルを登録することができるので、ゲームによってマッピングを変えたりしてもすぐに呼び出すことができます。
右スティックの下にあるファンクションボタンは、特定のボタンと組み合わせることで機能を呼び出すことができます。
- FNボタン+方向ボタン上下:ヘッドセットの音量調整
- FNボタン+方向ボタン右:バイブレーションの強弱(強/中/弱/オフでサイクル)
- FNボタン+L3/R3:モーションコントロール機能
- FNボタン2回押し:RGBライトのオン・オフと簡易変更
各機能の詳細な設定方法は付属のマニュアルに書かれていますが、1枚に多言語書かれてて読みづらいので、オンラインで確認するほうがいいと思います。
専用アプリ
Rainbow 2 Proには専用アプリ「BIGBIG WON TOOLS(Android版はBIGBIG WON ELITE)」が用意されています。
各ボタンのマッピングやモーション、スティック、トリガーゾーンの調整、RGBライティング、マクロ、連射、ポーリングレートなどを設定することができます。
かなり細かく調整することができるので、デフォルトの操作性に違和感があっても解消できると思います。
Rainbow 2 Proのいいところとイマイチなところ
1週間ほど使って感じたRainbow 2 Proのいいところとイマイチなところを挙げます。
Rainbow 2 Proのいいところ
- 有線で1000Hz、無線(2.4GHz)で200Hzの高ポーリングレート
- スティック・パッドを交換できる
- 連射やマッピング、マクロ機能が使える
- 専用アプリで細かい設定ができる
- 持ちやすく操作性がいい
Rainbow 2 Proのイマイチなところ
- 付属のケーブルが1mと短い(無線使用なら関係なし)
- アナログスティックがホールセンサーではない
Xboxワイヤレスコントローラとの比較が大きくなりますが、ポーリングレートが高いことやスティック・パッドが交換できることは恩恵が大きいと思います。プログラムボタンが追加されていても操作性が悪いということもなく快適に遊べます。
ゲームによっては使えませんが、連射やマッピング、マクロ機能が使えるのも便利ですね。
専用アプリで各ボタンのマッピングやスティック・トリガーゾーンの調整、RGBライティング、マクロ、連射などを設定することができます。デフォルトの状態で感度などに違和感があってもかなり細かく調整できるのはいいです。
正直これといった不満はないですが、細かいことをいえばアナログスティックがホールセンサーではないことと付属のケーブルが短く有線接続で使いづらいという2点があるかなといった感じ。
とはいえXboxワイヤレスコントローラーと同等の操作感で、性能・機能面で上位にあるなという感じはします。度々セールで安くなっているので、そのタイミングで充電ドックつきのタイプを買うのが賢いと思います。