Ankerの単ポート100W充電器「Anker 317 Charger」をレビューします。
ハイスペックノートPCへの急速充電はもちろん、安定した給電性能と放熱設計を両立しながら、セール時には3,000円以下で手に入るコスパの高いモデルです。
外観

パッケージはAnkerおなじみの白と青を基調とするデザイン。

同梱物は、本体とUSB C to Cケーブル(1.5m)。最大100W出力に対応するケーブルが同梱されるのはいいですね。

本体はマットなブラックですが、ポート面の一部がテカテカした光沢仕上げ。ここはマットでよかったなぁ…

側面には上部にはAnkerのロゴが彫り込まれています。

プラグはもちろん折りたたみ式を採用していて、収納時に他のデバイスを傷つける心配はありません。
仕様
Anker 317 Chargerのスペックを、同社の小型モデルであるAnker Nano Chargerと比較してみます。
| Anker 317 Charger (100W) | Anker Nano Charger (100W) | |
|---|---|---|
| サイズ | 約 70 × 60 × 34 mm | 約 60 × 41 × 29 mm |
| 重量 | 約 216 g | 約 120 g |
| ポート | USB-C × 1 | USB-C × 1 |
| 出力 | 5.0V⎓3.0A / 9.0V⎓3.0A 12.0V⎓3.0A / 15.0V⎓3.0A 20.0V⎓5.0A | 5.0V⎓3.0A / 9.0V⎓3.0A 15.0V⎓3.0A / 20.0V⎓5.0A |
| 最大出力 | 100W | 100W |
| 最大出力/重量 | 約 0.46 W/g | 約 0.83 W/g |
| 最大出力/体積 | 約 0.70 W/cm³ | 約 1.40 W/cm³ |
| 最大出力/表面積 | 約 0.58 W/cm² | 約 0.93 W/cm² |
| 価格 (税込) | ¥5,290 | ¥5,990 |
表で見るとAnker Nano Chargerの方が圧倒的に小さくて軽いですが、Anker 317 Chargerは表面積に対する出力が低いので放熱性という面で有利です。
また、Anker 317 Chargerはセール時には3,000円前後で買える価格の安さも強みです。小さくなくてもよければとてもいい選択肢だと思います。
実際に使ってみる

100W充電に対応するモバイルバッテリーを充電してみましたが、問題なく100W出力できています。
サイズに関して、正直言って毎日持ち運ぶにはデカくて重いです。外での作業用にポーチとかに入れておくなら素直に小型軽量モデルを選びましょう。ですが、そうではない家や会社での据え置き用であればこのサイズは気にならないですね。
さらに、筐体が大きく表面積が広いため、小型モデルに比べると放熱性能には余裕があります。
多ポート充電器では、別のポートに機器を接続した時に再ネゴシエーションのために瞬断することがありますが、Anker 317 Chargerは単ポートなのでその心配もないです。デバイスに常に給電し続けたいという場合にも適していると思います。
Anker 317 Chargerのいいところとイマイチなところ
Anker 317 Charger のいいところ
- セール時には3,000円以下で購入可能
- 単ポートなので瞬断のストレスがない
- 表面積が広く、熱を持ちにくい
Anker 317 Charger のイマイチなところ
- 持ち運び用としては大きく、重い
- ポート面の光沢部分はイマイチ(気にならなければいい)
Anker 317 Charger最大のメリットはそのコスパです。通常価格は5,290円ですが、Amazonのセール時には3,000円以下で購入できることがあるので、100W出力かつケーブル付属でこの価格は破格。また、筐体が大きく表面積が広いので放熱性に優れているところ、単ポートなので瞬断がない安定した給電ができる点も実用面で効いてくると思います。
とはいえ、サイズと重量があるためやっぱり持ち運びには向いてないです。また、ポート周りのテカテカした部分は指紋や傷が目立ちやすく、個人的にはイマイチなデザインだなって感じがします。
デカいけど安い、据え置き用として優秀な一台
「Anker 317 Charger (100W)」は、持ち運び重視の人にはオススメしません。しかし、自宅や職場のデスクに固定してPCを充電したいという用途であれば、非常に賢い選択肢だと思います。
Amazonのセール時には3,000円を切ることもあるんでコスパは最強クラス。 最新の小型・軽量技術にお金を払う必要がない据え置き派の人は、セール時にチェックしてみてください。

