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ASUS VG258QR-Jレビュー。約2.5万円で買える165Hz・応答速度0.5msの高コスパゲーミングモニター

2022/03/11

ASUSのゲーミングモニター「VG258QR-J」をレビューします。

24.5インチという使いやすいサイズで、約2.5万円で買える価格帯ながらもリフレッシュレート165Hz、応答速度0.5msとゲーミングモニターとしての機能はしっかりと備えたモニターです。

メーカーから製品を提供していただきレビューしています。

ASUS VG258QR-J

本体はこんな感じで箱に入ってます。

台座。

ここに台座を差し込みます。

ネジは手でも回せるようになってます。ツールフリーです。

付属品はHDMIケーブル、DPケーブル、オーディオケーブル、電源ケーブル、ACアダプタです。

台座を取り付けるとこんな感じ。

正面からみたところ。ベゼル幅は約7mmで、まぁそれなりに薄いほうです。

ディスプレイはノングレアなのでオタクが映り込みません。

背面。上部にASUSロゴがある他、掘られたラインがゲーミング感を醸し出しています。

入出力端子類。左から電源、DVI、HDMI、DP、オーディオ入力、オーディオ出力です。

正直今DVIはいらないのでHDMIを1つ増やしてほしいなーという感じはしますね。

また、USBハブ機能はありません。

ジョイスティックとボタン。ボタンは形が互い違いに配置されているのと突起がついているので触れたときに分かりやすいようになっています。

VG258QR-Jの仕様

VG258QR-Jの仕様は以下の通り。

画面サイズ24.5インチ
パネルTN
解像度1,920×1,080
リフレッシュレート165Hz
応答速度0.5ms
光沢ノングレア
最大輝度400cd/㎡
コントラスト比1000:1
視野角水平170°
垂直160°
最大表示色1,677万色
搭載技術・機能ASCRテクノロジー
Trace Freeテクノロジー
VividPixel テクノロジー
GamePlus機能
GameVisual機能
ブルーライトフィルター
HDCP
AMD FreeSync/Adaptive-Sync
Extreme Low Motion Blur技術
高さ調整0mm~130mm
上下チルト上33°~下5°
左右スウィーベル左右90°
ピボット左右回転0°
高さ調整0~130mm
VESA100mm×100mm
インターフェースDisplayPort 1.2
HDMI 1.4
DVI-D
オーディオ入力(3.5mm)
オーディオ出力(3.5mm)
スピーカー2W + 2W
サイズ
(W×D×H)
スタンド含む : 563×221×357~487mm
重量約5.1kg
付属ケーブルDisplay ケーブル
HDMI ケーブル
オーディオケーブル
ACアダプター
電源ケーブル
クイックスタートガイド
保証書
保証3年間
参考価格
(Amazon)
26,489円

24.5インチフルHD(1,920×1,080px)のTNパネルです。

リフレッシュレート165Hz、応答速度0.5msというスペックが売りですが、価格は3万円を切っていてお買い得。

さらに、ティアリングを抑制する「FreeSync」「G-SYNC互換モード」や残像感を抑える「 Extreme Low Motion Blur (ELMB)」に対応するなど機能面もバッチリ。

暗所を明るく補正する機能がついてないのはちょっと残念ですが、価格的にまぁしょうがないともとれます。

性能

VG258QR-JはHDMI接続で最大120Hz、Display Port接続で最大165Hzで駆動します。

HDMI接続で120Hz駆動するので、PS5などで遊ぶのにもいいですね。

Ghosting Test – UFO Test」で60Hz駆動と165Hz駆動を比較。

165Hzのほうが残像が増えてるのが確認できます。60Hzと比べると圧倒的にヌルヌル動きます。

エルゴノミクスをチェック

VG258QR-Jは高さ調整やスイーベル、チルト、ピボットなど画面の角度を調整することができます。

高さ調整は0mm~130mm。

スウィーベル(左右角度調整)は左90°~右90°

チルト(上下角度調整)は上33°~下5°まで。

ピボット(縦回転)は左右90°です。

発色・視野角など

TNパネルということで、IPSパネルと比べると若干白っぽく見えます。

また、視野角が狭いため下の方にいくにつれて色が明るくなっている感じがします。

とはいえ、動きの激しいゲームをしていてこの色ムラが気になることはありませんでした。

視野角は狭めで、水平・垂直方向ともにすぐに色が変わって見えます。

これにかんしてはTNパネルの問題なので、購入する際は頭に入れておいたほうがいいでしょう。

機能

背面のボタンからOSDメニューを使って様々な設定ができます。

それぞれの項目はこんな感じ。

GameVisualという画面モードの設定は、ワンボタンで呼び出すことも可能です。

7つのモードでの写りの比較。

それぞれで写りが全然違うのが分かります。僕は普段Valorantをプレイするのですが、FPSモードが無難に使いやすいかなと感じました。

GamePlusという、ゲームをプレイするときの補助機能もあります。

クロスヘア表示はドットやASDっぽい表示3種類で、それぞれ赤緑の2色用意されています。クロスヘア表示のないゲームで有利になります。

FPSカウンターは任意の場所に表示させることができます。

残像感が消えるELMB

VG258QR-Jには、「ELMB(Extreme Low Motion Blur)」という、画面からぼやけや残像感を消す技術が搭載されています。BenQの「DyAc」みたいな機能ですね。

実際に使ってみると、たしかに動きの激しい場面でのぼやっとした感じや残像感はなくなっていました。

しかし、ELMBを有効にすると画面の明るさが見て分かるレベルで暗くなります。

モニターを動画で撮影すると(シャッタースピード1/1000秒)、フリッカーが発生しているのが分かります。

残像感を減らすために画面を高速で明るくしたり暗くしたりしているためです。

ELMBは画面こそちょっと暗くなりますが、比較するとはっきり体感できるレベルで残像感がなくなります。使えるのは120Hz/144Hz/165Hz駆動のときのみで、 可変リフレッシュレート機能 (FreeSync・G-SYNC)と同時に使うことはできません。

FPSプレイヤーなら少しでも遅延をなくすために可変リフレッシュレート機能はオフにしていると思うので、この強力な機能は積極的に使っていいと思います。


VG258QR-J3万円を切る価格ながらもリフレッシュレートが最大165Hzとヌルヌルで応答速度も速く、残像をクリアにするELMBも使えるので、ゲーミングモニターとしてはかなりコスパのいい製品です。

TNパネルという特性上、若干色が白っぽく見える、パネルの均一性がちょっとイマイチ、視野角が狭いなどありますが、これはしょうがないでしょう。

上位モデルのVG259QRは、応答速度こそ1msですがIPSパネルなので視野角も広く、VG258QR-Jには搭載されていない暗所を持ち上げる「Shadow Boost」も搭載されています。

価格差は約5,000円なので、自分の使う用途に合わせて選択すればいいのかなと。

個人的には、FPS/TPSなどのゲームをやるのであればVG258QR-Jで十分だとは思います。

安価で、ハイリフレッシュレートで、応答速度の速いモニターが欲しいというゲーマーにはオススメなゲーミングモニターです。

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