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Razer Basilisk V3 Pro レビュー:純粋に進化したBasiliskめっちゃいいけど価格だけがややネック

Razer Basilisk V3 Pro レビュー:純粋に進化したBasiliskめっちゃいいけど価格だけがややネック

2022/12/11

Razerのゲーミングマウス「Basilisk V3 Pro」を購入してしばらく使ったのでレビューします。

今まではBasilisk Ultimateを使っていましたが、それと比べても進化している部分が多くてとても使いやすいワイヤレスゲーミングマウスです。

ただ、価格が高いのがどうしても気になりますね…。

同梱物をチェック

Razer Basilisk V3 Pro本体、USB-C to USB-Aケーブル、ワイヤレスUSBドングル、USBドングルアダプター、取説が同梱されています。

Razer Basilisk V3 Proの外観

Razer Basilisk V3 Proの外見をチェックしていきます。

上から見たところ。左右非対称の右利き用マウスです。Basilisk Ultimateとパッと見では見分けが付きません。

裏側。電源スイッチやBluetoothのペアリングボタンがあります。

センサーにはDPI 3万、精度99.8%のRazer Focus Pro 30Kオプティカルセンサーを採用しています。

センサー下にカバーパックがついていて、別売りのRazer Mouse Dock Proに同梱されるワイヤレス充電レシーバーと交換することが可能。

カバーパック追加に伴い、ソールの形状が変更されています。

カバーパックを外すとドングルを収納するスペースが現れます。

カバーパックは別売りのRazer Mouse Dock Proに付属するワイヤレス充電パックと交換できます。

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Razer Basilisk V3 Proを色んな角度から。

スクロールホイールは左右に傾けることでボタンとしても機能します。

左右のクリックボタンは第3世代のRazerオプティカルマウススイッチを採用し、0.2ミリ秒の応答時間、超低レイテンシー、9,000万回クリックの高耐久を実現しています。

ホイール下のスクロールモードボタンを押すことで、通常のスクロールモードとフリースピンモードを切り替えることが可能です。その下にはDPI切り替えボタンがあります。

Razer Synapseでスマートリールモードを有効にすると、スクロールホイールを高速でスクロールしたときに、自動でフリースピンモード切り替わります。この機能、普段仕事で使っているロジクールのMX Master 3Sにもあるんですが超便利です。

さらに、速くスクロールするほどスクロール速度が上がるバーチャルアクセラレーション機能というものもあります。

サイドボタンは2つ。

サイドボタンの前にマルチファンクションボタンがあります。

デフォルトでは感度クラッチ(押してるときだけDPIが下がる)として機能しますが、もちろん変更も可能です。

ライティング箇所はスクロールホイールとRazerロゴ、そして本体下部の縁です。

下部の縁ってのはこういうこと。これかっこいいですよね。

Razer Basilisk V3 Proの仕様

Razer Basilisk V3 Proの仕様を、Razer Basilisk Ultimateと比較しつつ紹介します。

Basilisk V3 ProBasilisk Ultimate
サイズ長さ130mm×幅75.4mm×高さ42.5mm長さ130mm×幅60mm×高さ42mm
重量112g107g
ボタン数1111
センサーFocus Pro 30K オプティカルセンサーFocus+ オプティカルセンサー
DPI100~30,000100~20,000
ポーリングレート125 / 500 / 1000 /2000 /4000125 / 500 / 1000
スイッチ第3世代RazerオプティカルマウススイッチRazerオプティカルマウススイッチ
接続有線・無線(2.4GHz)・Bluetooth有線・無線(2.4GHz)
バッテリー持続時間最大90時間最大100時間
価格(単体)25,980円12,480円

以前使っていたBasilisk Ultimateと比べると、幅と高さが若干大きくなり、重量が5gほど重くなっています。使っててもあまり気にはならなかったですが。

センサーやスイッチが進化して、シンプルな性能が飛躍的に向上していますね。なお、ポーリングレートの2000及び4000は、別売りのRazer Mouse Dock ProもしくはRazer HyperPolling Wireless Dongleを使って接続した場合に設定可能です。Bluetooth接続にも対応しているので複数PCで使いたい人にもよさそう。

代償としてバッテリー接続時間が最大10時間減少しています。まぁ使い終わったらドックで充電すればいいだけですが、Basilisk V3 Proに対応するMouse Dock Proは1.3万円するというのが痛い…

そしてユーザーとしては非常に大事な価格ですが、こちらに関しては倍です。高いよ…

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Razer Synapse 3で様々なカスタマイズが可能

Razer Basilisk V3 Proは、Razer Synapse 3というRazerのデバイス統合ソフトで様々なカスタマイズが可能です。

ボタンやスクロールなどの挙動を変更できます。キー割り当てはもちろん、テキスト入力やマクロの設定も可能。

デフォルトのスクロールモードの設定や、スクロールアクセラレーション・スマートリールのオン/オフ設定。

DPIやポーリングレートの設定。

ライティング設定。Chroma Studioというアドオンを追加することで、複数デバイスをまとめて制御できます。

リフトオフディスタンスというのは、マウスを持ち上げた時にセンサーの反応が消える距離のことで、これが長すぎるとマウスを持ち上げて移動させたときに、無駄なカーソル移動が発生してしまいます。

非対称カットオフを有効にすると、リフトオフディスタンスとランディングディスタンス(マウスが接地面に戻るときにセンサーが有効になるまでの距離)を別で設定することができます。

スリープモードにするまでの時間や、低電力モードに移行するバッテリー残量を変更できます。

変更した設定はプロファイルとして記憶させられる他、マウス本体のオンボードメモリに5つまで保存することができます。

Razer Basilisk V3 Proのいいところとイマイチなところ

しばらく使って感じたRazer Basilisk V3 Proのいいところとイマイチなところを。

Razer Basilisk V3 Proのいいところ

  • 進化したクリックスイッチ、センサー
  • カスタマイズ可能な11ボタンが使いやすい
  • フリースピンモードが使いやすい、スマートリールモードは神
  • 別売りMouse Dock Proとの組み合わせで充電がとてもラク

Razer Basilisk V3 Proのイマイチなところ

  • 価格が高い(単体で24,980円、Mouse Dock Proと合わせると約3.8万円)
  • Mouse Dock Proがないと真価を発揮しない感がある

Focus Pro 30K オプティカルセンサー、第3世代Razerオプティカルスイッチを採用し、純粋な性能が上がっています。実際の使用でその恩恵を感じられるかは別ですが、よくなってるならよし!

サイドボタンの他にも、マウスを左右へ傾けるのに機能を割り当てられたりマルチファンクションボタンがあったりするので、機能性も高く便利です。

通常のスクロールの他にフリースピンモードが追加され、ゲーム以外で使っているとき、特に長いページのブラウジングが快適になりました。さらに、スマートリールモードをオンにすると自動でスクロールモードが切り替わってくれるので最高に便利

別売りのMouse Dock Proを用意する必要がありますが、ドックにおくだけでワイヤレス充電ができるので充電がとても楽ちんです。しかも、マグネット式なので置いたけど充電されてなかったみたいな事がなくなります

基本的にはめちゃめちゃ最高なんですが、どうしても価格は気になります。単体でも約2.5万円、Mouse Dock Proと合わせると約3.8万円になります。Basilisk Ultimateはドックとセットのものでも2万円以下なのでいかに高くなったかが分かると思います。

とはいえMouse Dock Proがないと充電が面倒だったり、4000Hzのポーリングレートに対応しなかったりするためMouse Dock Proが必須みたいな感じもあってやや辛い。

多少高くても、いいものはいいから買え!と言ってしまう方ですが、流石に4万円弱はそうも言えないなぁと…w

一応、Razer公式だとBasilisk V3 Pro+Mouse Dock Proのセットが31,180円で売られていますが、ずっと在庫切れ状態なんですよね。

ただ、モノとしては非常にいいので個人的にはオススメできます。高いけど。

Razer Mouse Dock Proのレビューは以下。

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少しでも安くしたいならRazer HyperPolling Wireless Dongleという手もあります。

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