本サイトは広告・アフィリエイトプログラムにより収益を得ています
Razer Viper V2 Pro レビュー:約58gと軽量で完成度の高いゲーミングマウス

Razer Viper V2 Pro レビュー:約58gと軽量で完成度の高いゲーミングマウス

2023/05/11

Razerのゲーミングマウス「Razer Viper V2 Pro」(以下、Viper V2 Pro)を購入して実際にゲームで使ってみたのでレビューします。

結論から言うと、平べったい左右対称のマウスを探してるならこれでいいじゃんという感じの優秀なゲーミングマウスです。

Razer(レイザー)
¥19,780 (2023/05/11 21:11時点 | Amazon調べ)

開封して同梱物をチェック

見慣れたRazerのパッケージ。

Viper V2 Pro本体、USB C-to-Aケーブル、ワイヤレスUSBドングル、USBドングルアダプター、グリップテープ、取説が同梱されています。

Razer Viper V2 Proの外観をチェック

Viper V2 Proの外観をチェックしていきます。

Viper V2 Proは左右対称ですがサイドボタンが左側にしかない右利き用マウス。

細かい部分は違うけど、大まかなデザインはRazer Viper Ultimateと同じです。

サイズは126.7×57.6×37.8mmで、中型のマウスに分類されます。

スクロールホイールの下にはステータスインジケーターがあり、DPIをサイクルさせた際にどのDPIになったかがインジケーターの色で分かるようになっています。

裏側。ボタン類は電源/DPIサイクルボタンのみ。ボタンを3秒長押しで電源オン/オフ、押下でDPIサイクルの動作をします。

マウスソールは、100%PTFEソールが上側に2つと下側に1つ貼られています。エッジが処理されているのでスムーズなマウス操作が可能。

センサーには最大30,000DPI、精度99.8%のRazer Focus Pro 30Kオプティカルセンサーを採用しています。

中央下部にUSB-Cポートが配置されています。

左右のクリックボタンは中央に向かって窪んでいるので、指を配置するときのガイドになりますし、置いたときの収まりもいい感じ。

後ろから。ただのドーム型というわけではなく、中央がやや凹んでいるためパッとマウスを持ち上げたときにもフィットします。

左側面。背が低いため、手が標準サイズ以上の人はかぶせ持ちしたときにやや手が窮屈な感じになりそう。

サイドボタンはアクセスしやすい位置に配置されています。

ホイールはViper Ultimateよりもやや突き出しています。

Viper Ultimateではサイドにグリップが内蔵されていましたが、Viper V2 Proでは排除されており、グリップをつけたい場合は同梱のグリップテープを使います。

右側面。Viper Ultimateにあったサイドボタンは軽量化のため排除されています。

左側面同様、内蔵されていたグリップはなくなっています。

スクロールホイール。ゴムリングにあるギザギザが程よく指に引っかかってスクロールしやすいです。

スクロールは軽めなんですが、ノッチ感はしっかりとあって細かなスクロールがしやすくてフィーリングはよさげ。

ホイールクリックの押し心地は、固すぎもせず柔らかすぎもせずで程よい感じです。

左右のクリックボタンは第3世代のRazerオプティカルマウススイッチを採用し、0.2ミリ秒の応答時間、超低レイテンシー、9,000万回クリックの高耐久を実現しています。

クリック感は固くも柔らかくもなく程よいですが、クリック音がやや大きく感じました。軽量感のためにキーカバーが薄くなったことが原因だと思います。

サイドボタンはしっかり本体から飛び出しています。エッジは面取りされているので親指をすべらせるようにしてアクセスしても引っかかりを感じづらいです。浅めのつまみ持ちでなければ、使っていて押しづらさはありませんでした。

押し心地もほどよく、ストロークが浅いため瞬時に押すことができます。

僕はVALORANTでエージェントのアビリティキーを割り当てていますが、アクセスのしやすさと押し心地が優れているのでかなり使いやすいと思います。

表面素材はサラサラとザラザラの間くらいの感じで、滑り止めがないのでグリップ性能はやや低め。僕は結構手汗をかく方なので、プレイ中はグリップ感が得られます。手が乾燥していると結構滑りやすいかなと思います。

そのまま使用してみて滑りが気になる場合は、同梱のグリップテープを使うといいでしょう。ただ、あれ使うと手汗かいたときに逆に滑りやすくなってしまうので注意です。

本体重量は公称値が58gで、実測で58.1gでした。かなり軽量なマウスですね。

Razer Viper V2 Proの仕様

Viper V2 Proの仕様を、Viper Ultimateと比較しつつ紹介します。

Viper V2 ProViper Ultimate
サイズ(長さ×幅×高さ)126.7×57.6×37.8mm126.7×77.8×37.8mm
重量58g74g
ボタン数5つ8つ
センサーRaze Focus Pro 30KRaze Focus+
解像度最大30,000DPI最大20,000DPI
最大加速度70G50G
最大速度750IPS650IPS
ポーリングレート最大4,000Hz最大1,000Hz
スイッチRazer Optical (Gen3)Razer Optical (Gen2)
接続有線・2.4GHzワイヤレス有線・2.4GHzワイヤレス
バッテリー持続時間最大80時間最大70時間
価格21,780円16,588円

サイズは前作のViper Ultimateと同じです。

重量はViper Ultimateから20%軽量化を実現しています。

以下の項目で16gのダイエットに成功しているとのことです。

  • メインキーカバーの軽量化(-0.6g)
  • 内蔵グリップを排除(-3.2g)
  • 右側サイドボタンを排除(-2.9g)
  • Razer Chroma RGB を排除(-2.7g)
  • より軽量で効率的なバッテリー(-2.6g)
  • その他の構造上の変更(-4.0g)

RGBの排除、バッテリーの変更によりバッテリー持ちが最大70時間→80時間と長くなっています。これだけ持てばこまめな充電は必要ないでしょう。

センサーやスイッチが進化して、シンプルな性能が飛躍的に向上していますね。なお、ポーリングレートの最大値である4000Hzは、別売りのRazer HyperPolling Wireless Dongleを使って接続した場合に設定可能。Amazonには売っていなくて公式から税込4,590円+送料980円で購入可能です(クーポンコード「4000HZ」適用で本体価格が半額になります)。

Razer公式での価格は5,000円ほど高くなっています。

Razer HyperPolling Wireless Dongle レビュー:ポーリングレート4000Hzで低遅延を実現できるドングル
Razerの4K ドングル「Razer HyperPolling Wireless Dongle」を購入したのでレビューします。 FPSをプレイしている人であれ…
decoy284.net

Razer Synapse 3で様々なカスタマイズが可能

Viper V2 Proは、Razer Synapse 3というRazerのデバイス統合ソフトで様々なカスタマイズが可能です。

「カスタマイズ」ではボタンやスクロールなどの挙動を変更できます。キー割り当てはもちろん、テキスト入力やマクロの設定も可能。

「パフォーマンス」では、DPIやポーリングレートの設定が行なえます。前述の通り、Razer HyperPolling Wireless Dongleで接続した場合はポーリングレートが最大4,000Hzになります。

「較正」では、リフトオフディスタンスを変更できます。

リフトオフディスタンスとは、マウスを持ち上げた時にセンサーの反応が消える距離のことで、これが長すぎるとマウスを持ち上げて移動させたときに、無駄なカーソル移動が発生してしまいます。

非対称カットオフを有効にすると、リフトオフディスタンスとランディングディスタンス(マウスが接地面に戻るときにセンサーが有効になるまでの距離)を別で設定することができます。

「パワー」では、スリープモードにするまでの時間や、低電力モードに移行するバッテリー残量を変更できます。

変更した設定はプロファイルとして記憶させられる他、マウス本体のオンボードメモリに5つまで保存することができます。

Razer Viper V2 Proのいいところとイマイチなところ

1週間ほど使用して感じたViper V2 Proのいいところとイマイチなところを。

Razer Viper V2 Proのいいところ

  • 進化したスイッチ・センサー
  • 押しやすいメイン・サイドボタン
  • スクロール感が向上したスクロールホイール
  • 58gの軽量設計
  • 最大80時間のバッテリー持ち

Razer Viper V2 Proのイマイチなところ

  • グリップ性能は低い(グリップテープは付属してますが)
  • クリック音が大きい
  • 2万円前後と強気な価格

Viper V2 Proは、本体の剛性感を保ちつつも58gという軽量設計で、バッテリー持ちも最大80時間と安心です。

Focus Pro 30K オプティカルセンサー、第3世代Razerオプティカルスイッチを採用し、純粋な性能が高いです。各ボタンは押し心地が良く、サイドボタンは大きくてアクセスも容易。

別売りの「Razer HyperPolling Wireless Dongle」を導入することで、最大4000Hzのポーリングレートを得ることが可能ですが、Razer公式サイトからしか入手できないのが悩ましいところ。

メインカバーの薄型化によりクリック音は大きくなりました。ここが気になる人はまぁいそうだなと。

スクロールホイールは軽めなのにしっかりとノッチ感があって、かなりフィーリングがいいです。

価格は高いですが、この性能・機能を考えれば納得できるレベルだと思います。高いけど。

使っていてこれといった不満がないマウスでした。気になるかなぁという部分も好みが分かれる程度のものなので、背の低めな左右対称マウスを探していてこの金額が出せるならかなりオススメできます。

Razer(レイザー)
¥19,780 (2023/05/11 21:11時点 | Amazon調べ)
Razer HyperPolling Wireless Dongle レビュー:ポーリングレート4000Hzで低遅延を実現できるドングル
Razerの4K ドングル「Razer HyperPolling Wireless Dongle」を購入したのでレビューします。 FPSをプレイしている人であれ…
decoy284.net