Logicool トラックボールマウス「MX ERGO」音声レビュー|でこい|note
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Logicoolのトラックボールマウス「MX ERGO」レビュー
ハイエンド機あって、高級感のある化粧箱。カラーはブラック1色のみです。 MX ERGO本体、Unifyingレシーバー、microUSBケーブル、取扱説明書が同梱。 パソコンとの接続はUnifyingレシーバーもしくはBluetooth(4.0:Bluetooth LE必須)で行います。 トップビュー。他のマウスに比べるとかなり横が広い感じになっています。手のひら全体で覆うようにして使うスタイル。 トラックボールマウスということで、基本マウス自体は固定して使います。なので、底面の素材は結構グリップ力がある感じの仕上げ。 さりげないMX ERGOロゴがクール。 左右のクリックボタン、左右チルト、中央クリックが可能なホイール、2つのカスタマイズボタンがあります。トラックボールマウスだけどちゃんとカスタマイズボタンがあるのは嬉しいですね。 前面下部に充電用のmicro USBポートがあります。MX ERGOはフル充電で最長4ヶ月バッテリーが持ちます。これはまぁ使用状況にもよりますが、ハードに使っても1ヶ月は持つんじゃないでしょうか。 また、1分の充電で1日中使用可能ということなので、万が一充電が切れてしまっても結構安心なところはあります。しかし、充電しながらの使用はできないのでそこは注意が必要ですね。 けつから。右側に向かってなだらかに坂ができています。この左右非対称なデザインが疲れにくさにもつながっているんですね。 左サイド。大きなトラックボールが特徴的。ガンメタルっぽい色合いもかっこいいですね。 トラックボールの上に見えるボタンは、デフォルトでは精密モードというカーソルの移動が小さくなる機能が割り当てられています。細かい作業をするときに便利ですね。もちろんカスタマイズで別の機能を割り当てることも可能です。 反対側はスッキリしています。厚みもしっかりあって、長時間の利用でも疲れにくいですよ。 こんな感じで手のひらで覆うようにして使います。サイズ感も良好で、非常にフィットする感じがします。マットな質感なので手汗で汚れてもさっと拭き取れるのがいいです。 背面のメタルプレートは磁力でくっついていて、着脱可能になっています。 MX ERGOの最大の特徴は傾斜角を変えられるところ。上の写真の状態が傾斜角0度。普通のマウスを使っているような感覚で使えます。 20度に傾けるとこんな感じ。0度よりもさらに小指側に重心がきます。これが、手を添えたときに非常に自然な角度で、まじで快適。やばい。MX ERGOのおすすめポイント
実際に使ってみて感じた、MX ERGOのおすすめポイントを上げていきます。角度が変わるからまじで疲れない
大事なことなのでもう1回いいますが、MX ERGOは本体の傾斜角を0度と20度の2つから選ぶことができます。 これがマジでやばい。肩こり撲滅できる勢い。 傾斜角が0度の状態でも、ちょっと小指側に重心がかかるので普通にラクです。あと、普通のマウスを握っているのに近い感じなので、トラックボールマウス初心者でも違和感なく使える感じですね。 そしてコレが傾斜角20度。はい快適~~~ッ! 別角度からもう一度。これが傾斜角0度。 そしてこれが傾斜角20度。 デスクの上に手のひらを置く体制、当たり前過ぎて今までなんの疑問もなくとってましたけど、手首を微妙にひねる必要がありますよね。1,2時間なら別にいいんですけど、これが8時間とかになってくると結構色んな所が痛くなってくるんですよ。 自然に手をデスクに置くと親指側が上になる形になりません?MX ERGOの傾斜角20度っていうのはその手の形にそっと寄り添ってくれる感じの角度なんですね。だから、変に手首をひねることもなくラクな姿勢でマウスを使うことができるんです。これなら永遠にマウス使った作業が可能になるというワケ。 今までのトラックボールマウス、というかマウスにもこういうのはなかったんじゃないですかね?まじでMX ERGOやべえわ。トラックボールマウスだけどちゃんとボタンカスタマイズ可能
MX ERGOは、トラックボールマウスでもありますが、ロジクールのハイエンドマウスでもあります。 なので、機能性にも妥協はありません。 今一度頭から見てみると、左右のボタンとホイールの他に、3つのボタンがみえると思います。 ホイールの向こう側に見えるのはペアリングの切り替えボタンで、2つのPCとペアリングをすることが可能です。家では母艦と接続して使って、外出先ではノートPCと接続して使う。そういうことができるんですね。 ホイールは左右チルトが可能です。エクセルで作業する人や、Tweetdeckのカラム数が多い人には非常にありがたいですね。もちろん中央クリックも可能となっています。 そしてトラックボールの上にあるボタン。こいつは精密モードの切り替えボタン。トラックボールマウス、慣れないうちは細かい作業がしづらい場合もあったりするんですが、そんなときはこのボタンをポチーっとして精密モードをオンにしましょう。すると、カーソルの移動速度が遅くなって、細かい作業もストレスなく行うことができるのです。 また、それぞれのボタンはある程度自由にカスタマイズすることができます。 各ボタンのカスタマイズはLogicool Optionというアプリをインストールして行います。これをインストールすることで生産性が加速度的に上がっていくので、MX ERGO買ってLogicool Optionをインストールしないということは人の道に反する行為なのです。 左についた2つのボタン、ホイールの左右チルト、クリック、トラックボール上のボタンの6つのボタンに対して機能を割り当てる事ができます。 まぁぶっちゃけデフォルトの状態でもそれなりに使いやすいんですが、使っていくうちに「ここのボタンにこの機能割り当てたいなぁ」ってなります。恥ずかしがらなくても、ごく自然なことなので心配はいりませんよ。 また、ボタンのカスタマイズは使っているアプリごとに設定可能。たとえば、ブラウザを使っているときは進む、戻るに割り当てていたボタンをエクセルを使っているときはコピー、ペーストに割り当てるなどなど。可能性は無限大です。インフィニティ! ポインタの速度やスクロールホイールの方向なんかも自分好みにカスタマイズ可能。君だけのMX ERGOを見つけよう!Flow機能で複数PCを行き来できる
MX ERGOでは最大2台のPCとペアリングをすることができますが、Logicool Flowを利用することでPCの切り替えをしなくても2台のPCをシームレスに切り替えることが可能です。WindowsとmaxOSなど異なるOS間でも使えますよ。 2つのPCが同じLAN内にいる必要がありますが、まぁ2台同時に使ってたらとくに問題はないですね。しかも、マウスを共有できるだけでなくてテキストやファイルのコピペも可能。はぁクソ便利。 さらに、Logicool Flow対応のキーボードを使うことでマウスだけではなくキーボードも1つで済んでしまうという恐ろしさ!デスクの上にPCが2台あっても、マウスとキーボードは1台ずつで済んでしまうのです。すごくない? キーボードに強いこだわりがないのであれば、Logicool Flow対応のものに変えてしまうというのも選択肢だと思います。MX Master 2Sのほうがいいなってところ
かなり最高なMX ERGOですが、僕の所有するもう一つのハイエンドマウスであるMX Master 2Sのほうがいいところももちろんあります。カスタム可能なボタンの数に差がある
これはトラックボールマウスという特性上仕方ないのかもしれませんが、Logicoolボタンでカスタマイズできるボタンの数がかなり違います。 先述の通り、MX ERGOは6つのボタンをカスタマイズすることができます。 対してMX Master 2Sはボタン6つに加えて2つのボタンは押しながら上下左右にジェスチャーをすることで機能を割り当てられるので、14個の機能を割り当てることが可能なのです。なんと倍以上! ジェスチャーに関しては、トラックボールマウスはそもそも動かして使うもんじゃないので仕方ないですが、この差はでかいですね。 また、MX Materは左右スクロールのホイールが独立していて、好きなようにボタンをカスタマイズしてもこの機能が死ぬことがないようになっています。Tweetdeckのタブ多いマンの僕は左右スクロールを死ぬほど使うので、ここはMX Master 2S強えなって感じます。 あと、MS Master 2Sは高速スクロールもできるので、縦に長いドキュメントを読むときなんかもシャーーーってスクロールできるのでラクです。 まぁ、ゴリゴリに多機能なマウスを使うか、トラックボールマウスという全く別物のマウスを使うかって感じですね。風林火山的にいうと、MX Mater 2Sは侵略すること火の如く、MX ERGOは動かざること山の如しって感じですわ。ペアリングできるPCの数が違う
MX ERGOは2台までのPCとペアリングができますが、MX Matert 2Sは1台多い3台とのペアリングが可能です。 自宅に母艦のWindows機があって、持ち運び用としてMacbook Proがあり、会社のPCでWindowsノートPCのがある僕としては、どれか1台を犠牲にしなければいけません。まぁ余裕で会社PCを犠牲にするんですが、どうせなら全部のPCでMX ERGO使いたかったなって。MX Mater 2Sは充電しながらも使用可能
MX ERGOは充電しながらの使用はできませんが、MX Mater 2Sではそれが可能になっています。 1分の充電で1日使えるよ~って言われても、やっぱりもうちょっと充電したいじゃないですか。そんなときに充電してるときは放置プレイかまさなきゃいけないのはちょっとつらいですね。 ま、休憩時間とかに充電しとけよって話なので大きなデメリットではないんですが。MX ERGOで生産性を上げつつ負担を軽減、これこそが勝利
MX Master 2Sを買ったときに、ハイエンドマウスの悦びを知ってしまったんですが、MX ERGOでまた新たに扉を開いてしまった感じがしますね。 トラックボールマウス自体は、ケンジントンのやつを使っていたことがあるんですが、アレは親指でコロコロするやつではなく人差し指とか中指でコロコロするタイプでした。その時も結構感動したんですけど、有線接続しかできなかったり、ボタンの数も少なかったので完全に疲労軽減にステ振りをしたマウスだったのかなと思います。 MX ERGOは人間工学に基づいた設計で握ったときのフィーリングがめちゃめちゃ合うし、そもそも手首を全く使わないので疲労という概念も存在しなくなります。そして独自の角度調整機能でよりリラックスした姿勢での使用が可能、カスタマイズボタンの存在によって機能性もバッチリという最強のトラックボールマウスです。 一度触れたら、もう手放せないという言葉が公式ページを開くと最初に目に付きますが、その自信も頷ける出来だと思いますね。 PC作業が多くて肩が凝ったり疲れが酷いという人、ハイエンドマウスに興味がある人、トラックボールマウスという扉を開いてみたい人にはうってつけのマウスなんじゃないですかね。価格は約1万円と安くはありませんが(安くね?)、絶対に後悔しないと思います。 新次元の快適性と精度を手に入れたいとは思いませんか?
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