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ASUS TUF Gaming AX5400 レビュー。最大4804MbpsのゲーミングWi-Fiルーター入門機

ASUS TUF Gaming AX5400 レビュー。最大4804MbpsのゲーミングWi-Fiルーター入門機

2022/04/12

ASUSのゲーミングWi-Fiルーター「TUF Gaming AX5400 (TUF-AX5400)」をレビューします。

5GHz帯で最大4804Mbpsの高速通信に対応していて、ゲーマー向けの機能が複数搭載されたWi-Fiルーターです。

メーカーから製品を提供していただきレビューしています。

ASUS TUF Gaming AX5400

こちらがASUS TUF Gaming AX5400本体。薄くてかくかくしたデザインがなんか宇宙船みたいですね。ゲーミングってこういうことなんだな。

フットプリントは約27×16.5cmと結構大きめ。縦置き用のスタンドがあればいいなと思いました。

6本のアンテナはそれぞれ向きや角度を変えることができます。

前面。

背面。

左から電源端子、電源スイッチ、USB 3.0ポート、有線LANポート×4、WANポート、 WPSスイッチ、リセットスイッチ。

LANポートはすべて1Gbで、一番右のGaming portと書かれているポートは、オンラインゲームの通信パケット優先的に処理することで低遅延なプレイ環境を実現できるというものです。

USB 3.0ポートにUSBストレージを接続することで、簡易FTPサーバーのような使い方ができます。

TUF GAMINGの文字も入ってます。かっこいい。

ゲーミングWi-Fiルーターなので、電源を入れるとTUFロゴが光ります。ゲーミングってこういうことですよね。

正面下部にステータスを表示するインジケーター。

TUFマークのLEDは設定画面から変更することができ、点灯や点滅、ウェーブ、レインボーなどいろいろと発光パターンが用意されています。

もちろん消灯させることも可能。

ASUS TUF Gaming AX5400の初期設定

ASUS TUF Gaming AX5400のWAN端子と光回線の終端装置(ONU)をLANケーブルで接続。

今回は無線接続で初期設定を行うので、初期設定用のSSID「ASUS_XX」に接続します。

初期設定用のSSIDは本体裏面に記載されています。

PCをASUS TUF Gaming AX5400に接続したらウェブブラウザを起動させます。

自動で初期設定ページにリダイレクトされるので、「はじめる」をクリック。

リダイレクトされない場合は「http://router.asus.com」か「http://192.168.50.1」をURLボックスに入力します。

詳細設定を選択すると、動作モードの選択と設定ファイルのアップロードが可能です。

動作モードの選択では、デフォルトの無線ルータモード、アクセスポイントモード、ブリッジモード、AiMeshモードなどを選択できます。

動作モードを選択したら、ワイヤレス設定を行います。

SSIDとパスワードを設定して、「次へ」をクリック。

ASUS TUF Gaming AX5400は、2.4GHz帯と5GHz帯のSSIDを統合し、接続機器との電波強度などによって接続する電波帯を自動的に切り替える「デュアルバンドスマートコネクト」に対応しています。

デフォルトで「デュアルバンドスマートコネクト」が有効になっているため、設定するSSIDとパスワードは1つずつですが、それぞれ個別に設定したい場合は「2.4GHzと5GHzを個別に設定する」にチェックを入れることで、2つの周波数に対してそれぞれSSIDとパスワードの設定をすることができます。

これらの設定は初期設定終了後も、管理ページから再設定ができます。

ASUS TUF Gaming AX5400はWi-Fi6(802.11ax)に対応しているので、Wi-Fi6を有効にするかという確認があります。

このチェックは最初から入っているので、普通に使うのであればそのまま進めて問題ないです。

ASUS TUF Gaming AX5400の管理ページへログインするためのログイン名とパスワードを設定します。

これでASUS TUF Gaming AX5400の初期設定は完了です。

SSIDを変更しているので、新たに設定したSSIDに接続し直します。

ASUS TUF Gaming AX5400の管理画面

Webブラウザを開いて「http://router.asus.com」を入力するとログイン画面が表示されるので、初期設定した管理画面のログイン名とパスワードを入力して管理画面にログインします。

ASUS TUF Gaming AX5400の管理画面。ちゃんと日本語にローカライズされてますね。

左のメニューにルーターの機能や設定項目があり、右にはシステムの状態が表示されています。

システムの状態では、SSIDやパスワードの設定を行ったり、CPU・RAMの使用率を確認したり、イルミネーションの設定を行うことができます。

「ASUS AiMesh」は、複数のASUS製無線LANルーターを組み合わせてメッシュネットワークを構築する機能です。

家庭内のネットワークとは隔離した来客用のネットワークを提供する「ゲストネットワーク」。

「AiProtection」というトレンドマイクロの技術を採用したネットワーク保護機能もあります。

子どものインターネット接続に制限をかける「ペアレンタルコントロール」。

ゲーム関連のパケットを優先させる「ゲームブースト」「モバイルゲームモード」、特定のゲームタイトルに合わせて遅延を減らす「Open NAT」などゲーマー向けの機能もあります。

それ以外にも、帯域モニターやトラフィックアナライザー、USBアプリケーション、AiCloud 2.0などの機能が搭載されています。

機能の下に一般的なルーターの動作設定を行うメニューがあります。

動作モードの変更もここから行うことができます。

前述の通り、ASUS TUF Gaming AX5400は2.4GHz帯と5GHz帯のSSIDを統合し、接続機器との電波強度などによって接続する電波帯を自動的に切り替える「デュアルバンドスマートコネクト」に対応しています。

この機能の切り替えも管理ページから行うことができます。

Alexaと連携して、声でルーターの操作をすることも可能です。

IPv6については、現在はTikiTikiインターネット、v6Neo、@スマート光のv6プラスのみの対応となっています。

ゲームにおいては高速かつ低レイテンシな通信が大事なので、海外製のルーターでもIPv6に対応しているのはありがたいですが、まだ対応しているサービスは少ないですね。

「VPNフュージョン」は、ルーター側でVPN接続を確立し、指定した子機のみVPN通信が行えるという機能です。

あらかじめ設定しておけば、会社のノートPCだけVPN通信にするといったことが可能です。子機側での設定が不要なため、ゲーム機などVPN接続機能のない子機もVPNに接続できます。

通信速度を計測

Googleのインターネット速度テストで10回速度の計測をした結果が以下。

平均最大最小
下り(Mbps)351.48418.4265.9
上り(Mbps)233.04250.7208.0

普段家で使っているIPv6対応のルーターに比べると遅い結果にはなりましたが、100Mbpsを切ることもなく安定はしていました。


ASUS TUF Gaming AX5400は、5GHz帯で4804Mbpsの高速帯域を実現するWi-Fi6に対応、4基の1Gb有線LANポート搭載、簡易FTPサーバーの構築が可能なUSB3.0ポート搭載と、基本的な無線LANルーターとしての機能が揃っています。

「ゲームブースト」「モバイルゲームモード」「Open NAT」などのゲーマー向けの機能も搭載しているので、ゲーミングWi-Fiルーターとしてもバッチリ使えますね。

また、VPN非対応端末もVPN接続できる「VPNフュージョン」は、ゲーマーだけでなく在宅ワーカーにもありがたい機能です。

対応しているIPv6サービスが少ないことや、本体が大きく設置スペースを選ぶという弱点こそありますが、そこを許容できるのであれば20,000円程度という価格はコスパがいいのではないかと思います。