CPUの状態をモニタリングできるディスプレイを搭載したハイエンド空冷CPUクーラー「DeepCool ASSASSIN IV VC VISION」を購入しました。
デジタル表示がかっこいいしクソデカなのでよく冷えるCPUクーラーで、値段は高かったけどかなり満足度の高いCPUクーラーです。
目次
デカくて強そうなCPUクーラー
パッケージはいつものDeepCoolのやつ。
デジタルディスプレイ部分を除けばASSASSIN IVとほとんど同じ姿をしています。
独特なボックス形状をしているため、なんと言うかこう、塊感がすごくありますね…
LCDパネルはマグネットによって吸着されているので簡単に取り外すことができ、LCDパネルを取り外すと内部に搭載された冷却ファンが顔を出します。金属接点はLCDパネル用ですね。
右上にあるのはモード切替スイッチで、Performance ModeとQuiet Modeを切り替えることが可能。
ベイパーチャンバーを搭載した受熱ベース。
リアには12cmファンがついています。工具なしで着脱可能で、VRMのヒートシンクがでかい場合は上にオフセットさせることも可能。
ヒートシンクの間にサンドイッチされているのは14cmファン。こちらも工具不要で着脱ができるように鳴っています。
デジタルディスプレイです。ケーブルはなく、マグネットで固定されているだけ。
付属品
付属品は以下の通り。
LGA20xx用台座固定ネジ
ASSASSIN IV VC VISIONの仕様
ASSASSIN IV VC VISIONの仕様は以下の通り
サイズ | 147×144×172mm |
重量 | 1780g |
対応ソケット | Intel:LGA2066/2011-v3/2011/1851/1700/1200/1150/1151/1155 AMD:AM5/AM4 |
ファンサイズ | 140×140×25mm 120×120×25mm |
ファン回転数 | Performance Mode 140mm:500~1800RPM±10% 120mm:500~1700RPM±10% Quiet Mode 140mm:500~1450RPM±10% 120mm:500~1350RPM±10% |
ファン風量 | Performance Mode 140mm:61.25CFM 120mm:58.06CFM Quiet Mode 140mm:48.55CFM 120mm:46.75CFM |
ファン静圧 | Performance Mode 140mm:3.76mmAq 120mm:2.1mmAq Quiet Mode 140mm:2.46mmAq 120mm:1.35mmAq |
ファン騒音値 | Performance Mode 140mm:≤23.7 dB(A) 120mm:≤22.5 dB(A) Quiet Mode 140mm:≤20.5 dB(A) 120mm:≤19.9 dB(A) <最大騒音値> Performance Mode ≤29.3db(A) Quiet Mode ≤22.6db(A) |
CPUの状態をモニタリングできるディスプレイがかっこいい
PCに取り付けました。ATXサイズのマザボなんですが、ASSASSIN IV VC VISIONのデカさが伝わるでしょうか…
ディスプレイでは、CPU温度、CPU使用率、消費電力、周波数の4つのセグメントでCPUの状態をモニタリングできます。あとはDeepCoolのロゴが光ってるくらい。
ビカビカに光るのも好きでしたが、配線とか光らせるパターンを考えるのが面倒で最近は光り物を採用する率が減っています。
でもなにもないのも味気ない、そんなときにこういうモニタリング系の表示はなかなかありだなと思いました。
これらの表示を出すには、DeepCoolのサイト「DeepCreative」をダウンロードし、事前にセットアップを行う必要があります。
設定と言っても
- 温度表示(℃ or °F)
- PC起動時にDeepCreativeを自動起動するか
- ゼロ埋め(44℃を044℃とするか)
- 表示自体のオン/オフ
- 温度が高くなった際にインジケーターを点滅させるか
程度しかないので特に難しくはありません。
あとはCPU以外の状態をチェックできる画面もありますが、このソフトは一回設定したら基本的に最小化される運命なのではないかなと思います。
CPU温度を簡易水冷と比較
以前使っていた簡易水冷(EK-AIO Basic 360)と、CINEBENCH R23を10分間回したときのCPUの最大温度を比較しました。
さすがに360mmラジエーターを搭載した簡易水冷のほうが冷えますが、差は3℃以下なので許容範囲かなと。そもそも100%でブン回すこともそんなにないですしね。
配線がスッキリした分、メンテナンスやパーツ交換がしやすくなって実用的にはASSASSIN IV VC VISIONのほうが使いやすい感じかなと。
よく冷えるしカッコいい、けど高い
DeepCool、ハイエンド空冷CPUクーラーなんでモノ自体はとてもよいです。ちゃんと冷えるし、ディスプレイがかっこいい。
あとやっぱり簡易水冷に比べてケーブルが少なくてスッキリします。よくパーツ交換する民としては結構大事。
ただ、ハイエンドなだけあって価格が高い。2.3万ってNoctuaのハイエンド買えますからね、DeepCoolは安いって聞いてたんですけどさすがにここまでのはそうもいかなかったみたい。
注意点としては、巨大でヘビー級なのでケース選びは大事です。SFFケースはまぁ無理だし、CPUクーラーの高さに制限があるケースの場合は気をつけましょう。
とはいえかなり人気みたいでどのサイトも在庫切れになってるので、欲しい人はこまめにチェックしてたほうがいいと思います。
DeepCool ASSASSIN IV VC VISION のいいところ
- よく冷える
- ディスプレイがカッコいい
DeepCool ASSASSIN IV VC VISION のイマイチなところ
- 価格が高い
- デカくて重い