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NCASE M2で組む小型ゲーミングPC|パーツ紹介編

NCASE M2で組む小型ゲーミングPC|パーツ紹介編

2025/04/06

コンパクトながらも高性能を目指せるPCケース「NCASE M2」を使って、小型ゲーミングPCを組みました。

今回は「パーツ紹介編」として、実際に使用したパーツ構成を中心に、それぞれの選定理由やポイントをご紹介します。

小型PCやSFF(Small Form Factor)ビルドに興味がある方の参考になればと思います。

CPU:AMD Ryzen 7 9700X

CPU には AMD Ryzen 7 9700X をチョイス。

ゲーミングPCとして組むにあたって最も重視したのは「シングル性能」。最近のゲームではマルチスレッド対応が進んでいるとはいえ、多くのタイトルでは依然としてシングルスレッド性能の高さがフレームレートに直結します。

Ryzen 7 9700X はその点で非常に優れており、同世代の Intel CPU と比較してもシングル性能が高く、ゲーミング用途に最適です。また、今回はちょうどタイミング良くバルク品が安く手に入ったというのもこいつを選んだ理由です。

ゲーミング最強 CPU といっても過言ではない 9800X3D と同じ AM5 にすることで、なにかの拍子に CPU のアップグレードをしても言い訳ができるというのもありますね。

GPU:PowerColor Red Devil Radeon RX 9070

ゲーミングPCといえばまだまだ GeForce 一強なイメージがあると思います。実際、ショップでも圧倒的に GeForce が目立ちますし、選択肢も豊富です。

でも、まじで売ってないですよね。パーツが買えなくてPCが組めるかという感じです。

つーわけでグラボは Radeon です。最新世代かつそこまで強強はいらんので RX 9070。

同クラスの RTX 5070 Ti は 18 万円以上するのに対して、RX 9070 は 12 万円ほどで買えました。これだけ価格差があると、ゲーミングPCとしての完成度を考えても Radeon でいいじゃんとなりますね。

今回は 4K やレイトレ重視ではなく、フルHD 環境で FPS タイトルを快適にプレイするのがメイン。RX 9070 はフルHD〜WQHD 環境でしっかり高フレームレートが出せるので、僕の用途にぴったりです。

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Radeon RX 9070 を買ったのでベンチマークで RX 7900 XT と性能を比較してみた
AMD Radeon RX 9070 を購入したので、今まで使っていた RX 7900 XT と性能を比較してみました。
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マザーボード:MSI B650I EDGE WIFI

マザーボードは B650 から選びました。

当初は新しい X870 も気にはなっていたんですが、今回の用途ではオーバースペック気味。B850 も候補には入りましたが、まだ価格が高めでコスパ的に微妙だったので、無理に上位モデルを選ぶ必要はないという判断です。

その点、B650 なら機能的にも十分で、必要な性能をしっかりカバーできます。中でも MSI B650I EDGE WIFI は価格がこなれていて、3万円前後で買えたとうのが大きいですね。最新の Ryzen 9000 シリーズに対応しつつ、Wi-Fi 6E や PCIe Gen5 M.2 スロットなど、必要な機能はしっかり揃ってましたしね。

メモリ:Crucial DDR5 6400 16GB×2

メモリは定番の Crucial から選びました。容量は 16GB ×2 の 32GB 構成。

今までもそうでしたが、ゲーミング用途なら 32GB あればしばらく困ることはありませんし、配信やブラウザを並行して使っても余裕があります。

速度は DDR5-6400。Ryzen 9000 シリーズの公式なスイートスポットは DDR5-6000 あたりと言われていますが、今回はそこから少しクロックを上げて 6400 に。ゲーム用途では体感できるほどの差は出にくいとは思いますが、価格もそこまで変わらなかったのでせっかくならということで選びました。

それから、Crucial のこのメモリはロープロファイルのヒートシンクを採用していて、光らないシンプルなデザインなのも選んだポイントです。今回は派手なライティングは必要なく、見た目よりも実用性を優先しています。高さが抑えられているので、CPU クーラーとの干渉を気にしなくていいのもメリットですね。

SSD:Western Digital WD Black SN7100 1TB

ストレージは Western Digital の WD Black SN7100 にしました。容量は 1TB です。

SN7100 は発売当初から「めっちゃ速い」と話題になっていた SSD で、PCIe Gen4 対応モデルとしてもトップクラスの性能を持っています。

最新の Gen5 SSD も気にならなくはなかったですが、発熱が大きかったり価格が高かったりと、ちょっと扱いづらい部分もあります。その点、Gen4 の SN7100 なら発熱も抑えめで扱いやすく、価格とのバランスもちょうどいいかなと。

CPUクーラー:Noctua NH-D12L chromax.black

NCASE M2 は最大で 280mm ラジエーターまでの簡易水冷クーラーに対応してますが、今回はあえて空冷でいくことにしました。

選んだのは Noctua NH-D12L のブラックモデル。このクーラー、前に黒じゃない方は使ったことがありまして、冷却性能は信頼しています。今回はせっかくなので、使ってみたかったオールブラックの chromax.black モデルをチョイスしたというわけ。

D12L は高さがmmと比較的抑えられていて、SFFケースでギリギリ搭載可能なのがポイント。水冷クーラーと比べても不安はなく、メンテナンスの手間が少ないのも空冷ならではのメリットですね

見た目もオールブラックでかっこいい、最高ですね。

電源:Corsair SF850 Platinum

電源は最初、FSP DAGGER PRO ATX3.0 (PCIe 5.0) 850W を使うつもりでした。価格も 2 万円くらいで手頃で、ATX3.0 にも対応していて必要十分。実際にこれを購入して準備していたんですが、まさかの初期不良に当たるという…

仕方なく返品したものの、購入店だけではなくどのネットショップでも在庫切れ。

そんな流れで選んだのが Corsair SF850 Platinum です。えいやでポチったところも正直ありますが、これならしばらくは SFX 電源を買い替えずに済みそうという安心感があります。

性能面も文句なしで、Platinum 認証で効率も高く、もちろん ATX 3.1 にもしっかり対応。今後グラボをアップグレードすることがあっても余裕を持って使える電源です。

値段はちょっと張りましたが、長く使える電源として SF850 Platinum を選んだということに(自分の中で)しています。

ケース:NCASE M2

今回、ケース選びでは「今どきの大きめなグラボもしっかり搭載できる」ことを重視して探していたんですが、やっぱり目につくのは NCASE M2。最大 356mm の GPU に対応していて、大型のグラボでも余裕があるのが魅力です。過去にNCASE M1を使ったこともあって、NCASEの良さは知っていましたからね。

このケースはレイアウトの自由度が高いのもポイント。電源ユニットの配置を変えられたり、グラボの取り付け位置を選べたりと、ビルドする楽しさがあります。空冷でも水冷でも柔軟に組めるので、自分好みのスタイルで仕上げられるのがうれしいですね

さらに、フラットパッケージで届くというのもよき。コンパクトな箱で届いて、自分でパーツを組み立てる過程がプラモみたいで楽しそうだなと。

パーツリストと合計金額

パーツリストと購入時の金額(ざっくり)は以下の通り。

CPUAMD Ryzen 9 9700X¥37,000
マザボMSI B650I EDGE WIFI¥30,500
メモリCrucial DDR5 6400 16GB×2¥15,000
GPUPowerColor Red Devil Radeon RX 9070¥120,000
SSDWestern Digital WD Black SN7100 1TB¥11,500
クーラーNoctua NH-D12L chromax.black¥17,000
電源Corsair SF850 Platinum¥33,000
ケースNCASE M2¥27,000
合計¥291,000

メインではなくサブのゲーミングPCなんですが、全然メインマシンにかけられるくらいの金がかかっているのはなんでだろう…


というわけで、今回は NCASE M2 で組む小型ゲーミングPCのパーツ構成を紹介しました。

パーツ選びの方向性としては、フル HD 環境で高フレームレートを狙うことと、小型でもしっかり冷やせる安定感のある構成を意識しています。どのパーツもコスパや拡張性を考えて選んだつもりなので、長く使えるゲーミングPCになりそうです(長く使うとは言ってない)。

次回はビルド編として、実際にパーツを組み込んでいく様子を紹介する予定です(頑張ります)。