以前A4-H2OでゲーミングPCを組んだとき、CPUクーラーは240mmラジエーターの簡易水冷にしました。
CPUがRyzen 5 5600Xなので「わざわざ簡易水冷で冷やすほどかな?」と思ったのでNoctuaのNH-L9a-AM4 chromax.blackに交換することに。
NH-L9a-AM4 chromax.blackでRyzen 5 5600Xを問題なく冷やせることは分かっていたので、コンパクトなPCケースに入れた場合どうなるかな?という検証をしてみました。
A4-H2OをNH-L9a-AM4 chromax.blackで空冷化
CPUクーラーをNoctua NH-L9a-AM4 chromax.blackを変更したLian Li A4-H2Oがこちら。
うわ、すごくかっこいい…
正面?から見るとこんな感じです。この一体感、たまりませんね。
ラジエーターを搭載していたスペースにはThermaltakeのTOUGHFAN 12を搭載しました。
オレのPCカッコいい…!
簡易水冷と空冷でCPU温度を比較
CINEBENCH R23を10分間回したときのCPU温度を、空冷のNoctua NH-L9a-AM4 chromax.blackと簡易水冷のFractal Design Lumen S24で比較しました。
最大、平均ともに約10度くらいの差がありますね。
92mmファンかつロープロファイルの空冷CPUクーラーと、240mmラジエーターの簡易水冷クーラーの比較なので、まぁそれくらい差は出るかなという感じです。
ベンチマークがんがん回して最大75度以下なので、Noctua NH-L9a-AM4 chromax.blackでも運用上問題はないですね。
コア数が多くて発熱が気になりそうなCPUなら簡易水冷を使ったほうが安心です。
A4-H2Oを空冷化するメリット・デメリット
A4-H2Oを空冷化するメリット
- 簡易水冷に比べて配線がシンプル
- ケース内のスペースに余裕が出る
- Ryzen 5 5600XクラスのCPUであれば運用上問題なく冷却可能
A4-H2Oを空冷化するデメリット
- 簡易水冷に比べてCPU温度が高くなる
A4-H2OのCPUクーラーを空冷クーラーに変更することで、簡易水冷に比べて配線がシンプルになり、チューブもなくなるためケース内にスペースが生まれます。
もともと非常に狭いケース内なので配線の取り回しであったり、パーツを収めるときにギリギリだったりするんですが、空冷化することでそれがかなり解消されます。
CPU温度も、Ryzen 5 5600Xクラスであれば運用上問題ないレベルでは冷却できています。
しかし、やはり簡易水冷クーラーに比べるとCPU温度が高くなるので、そこが気になる人は注意が必要です。
個人的には簡易水冷から空冷に替えて非常に満足してるので、SFFケースなどコンパクトなケースで自作PCを組んでいる人・組もうとしている人の参考になればと思います。