Keychron B1 Pro というウルトラスリムワイヤレスキーボードを購入してしばらく使ったのでレビューします。
ロジクールのMX Keys Miniそっくりなんですが、主に価格の面で優位なキーボードだと思います。持ち運び用やサブのキーボードにちょうどいいっす。
目次
Keychron B1 Pro の外観と同梱物
Keychron B1 Pro本体、USBレシーバー、USB C-Cケーブル、USB A to Cのアダプター、写真にないけどシリコンカバーが同梱されています。
Keychron B1 Pro本体。ぱっと見ロジクールのMX Keys Miniですね。まじでソックリすぎるだろ。筐体はABS製で重量は425gと非常に軽量。
キー数は77の70%レイアウトです。Fnキーと矢印キーがあるのは便利ですね。
左右の矢印キーのサイズがでかいのは好みが分かれるところかなと思います。
裏側には6つのゴム足がついています。
最薄部が5.2mm、最厚部が14.5mmです。3.2°の傾斜がついていて、スタンド等での傾斜の変更はできません。
背面に2.4GHz・有線・Bluetooth切り替えスイッチ、Win・Mac切り替えスイッチ、USBポートがあります。
キートップにはわずかに窪みが設けられていて、指先にフィットする感じになっています。印字は印刷ではなくステッカー?が貼ってあるだけなので耐久性は低そうです。
めちゃうすなので搭載スイッチはメカニカルスイッチじゃなくてシザースイッチですし、キースイッチの交換もできません。
上部に接続状況などを示すインジケーターがあります。
シリコンカバーが付属しているので、キーボードを汚れなどから保護してくれます。打鍵感に多少は違いが出ますが、気にしなければ気にならないと思います。
Keychron B1 Pro の仕様をMX Keys Miniと比較
Keychron B1 Proのスペックを、MX Keys Miniと比較しつつ紹介します。
B1 Pro | MX Keys Mini | |
キー数 | 77 | 77 |
フレーム素材 | ABS | 金属 |
キーキャップ素材 | ABS | 不明 |
バックライト | なし | あり |
接続 | 2.4GHzワイヤレス Bluetooth 有線 | 2.4GHzワイヤレス Bluetooth 有線 |
Bluetooth | 5.2 | 不明 |
対応OS | Windows macOS Linux | Windows macOS Linux ChromeOS Android |
バッテリー | 800mAh 最大8ヶ月 | 1500mAh 最大20週間 |
サイズ | 296×130×5.2~14.5mm | 295.99×131.95×20.97mm |
重量 | 425g | 506.4g |
価格 | 6,930円 | 18,370円 |
サイズ感はMX Keys Miniとほぼ同じですが、B1 Proの方が最厚部が5mmほど薄いです。縦横の差は誤差レベルでしょう。
重量はB1 Proが80g以上軽いです。バックパックに入れてれば違いに気づくことはほぼ不可能でしょうが、モバイル用途なら軽さは正義ですからね。
接続方式は同じですが、MX Keys Miniはレシーバーが同梱されていないことに注意が必要です。まぁ他のロジ製品を持っていれば1つのレシーバーで複数の機器を接続できるんですが。
あぁ、バックライトの有り無しは気にする人は結構気にするかもですね。
最大の違いは価格。B1 Proは39.99ドルで送料込み53.99ドル、1ドル160円計算で約8,700円でした。一方MX Keys Miniは18,370円、倍以上の差があります。
今やKeychronもキーボードメーカーとしての知名度や安心感もあると思うので、この価格差は非常に大きいと思います。MX Keys Miniのパクリだろって言いたい人もいるかもですが、ゲーミングマウスだと◯◯クローンマウスとか言うのでそういうもんだと思ったらいいんじゃないですかね。
ちなみに現在本国の公式サイトでは売り切れてるんですが、代理店?のコペックジャパンが日本での導入予定ありと言ってるんでそのうち普通に買える日が来ると思います。問題は値段ですが、1万円弱だったら最高、1万ちょいくらいでもまぁありだなというレベルかなと。
→ 国内発売されて価格は6,930円でした。思ったより安い!技適もあるので安心して使えますね。
Keychron Launcherでキーマップを自由に変更できる
Keychron B1 ProはKeychron Launcherというウェブベースのアプリからキーマップの変更やファームウェアのアップデートなどができます。
PCと有線で接続してKeychron Launcherにアクセスして使います。
デフォルトではWin / Macそれぞれ2レイヤー設定されてますが、どっちかでしか使わないなら4レイヤーまで設定できて、すべてのキーに対して割当の変更やマクロの設定が可能。カスタマイズ性は自作キーボードと変わらんすねこれ。
しかもここで変更した設定はキーボード本体に保存されるため、会社のPCで使いたいけどアプリケーションのインストールができなくて…ということもありません。
MX Keys MiniもLogi Options+からキーのカスタマイズはできますが、Fn列のみという縛りがありますし、Logi Options+がインストールできなければ意味ないですからね。
Keychron B1 Pro のイイところとイマイチなところ
Keychron B1 Pro のいいところ
- 厚さ5.2~14.5mm、重量425gと薄くて軽量
- 2.4GHz / Bluetooth / 有線の接続方式を選べる
- 最大8ヶ月のバッテリー持ち
- 6,930円と価格が安い
- Keychron Launcherですべてのキーをカスタマイズできる
- シリコンカバーが付属している
Keychron B1 Pro のイマイチなところ
- バックライトがない(気にならない人もいる)
- 左右の矢印キーが大きい(気にならない人もいる)
- フレーム素材がABSで高級感はない(気にならない人もいる)
- 剛性が低め
非常に薄くて500mlのペットボトルよりも軽量なので持運びには非常に便利なキーボードだと思います。ワイヤレス接続も2.4GHzが選べて安定性もバッチリ。
Keychron Launcherで全キーがカスタマイズできるのも、こだわりたい人には刺さるポイントかなとおもいます。
なんといっても価格が安いのが最大のポイントでしょう。似たようなMX Keys Miniの半分以下の価格で買えちゃいます。日本発売時の価格もそこまで高くならないんじゃないかと思いますし、結構ありだと思います。
微妙なポイントを強いてあげるとすれば、バックライトがないところと左右の矢印キーが大きいところでしょうか。これは気にならない人は全く気にならないと思うので、僕のように気にならんという人は日本での発売を心待ちにしておきましょう。
持ち運び用にスリムなワイヤレスキーボードが欲しいという人、たまにしか使わないから場所を取らないサブキーボードが欲しい人、MX Keys Mini欲しいけど価格で躊躇してる人なんかにオススメなキーボードです。