フロンティアファクトリーさんから「Klipsch X10」を試す機会をいただきました。
1週間ほど使用したので、感想などを。先に言うと、めっちゃいいですよこれ。
目次
Klipsch X10
この「X10」は、日本で2008年に発売された「Image X10」の復活モデル。Image X10は、後にリモコンを搭載した上位モデルであるImaga X11iが発売されディスコンとなりました。
しかし、イヤホンにリモコンは不要と考えるユーザーもたくさんいて、Image X10の復活を期待する声は多かったようです。そして発売から6年経った2014年7月に、型番をシンプルなX10と変えて蘇りました。
Xシリーズ最高傑作。現在はImage X11iからリモコンが省かれたX11も発売されています。
同梱物はイヤホン本体、イヤーピース、キャリングポーチ、マニュアル類。
スタイリッシュなデザインですね。赤みがかったゴールドがめちゃめちゃカッコいいです。X11はこの部分がシルバーなんですが、個人的にはX10のデザインの方が好きですね。
Image X10のプラグはカーブしたL字でしたが、X10はストレートに。ちょっと気を使う形状。
イヤーピースは、全部で5種類。シングルフランジ3サイズとダブルフランジ2サイズ。Complyの100番や、SHUREのイヤーピースも使用可能です。
X10の最大の特徴はなんといってもそのサイズ。見てくださいこの小ささ!
持っているSennheiser IE8(上)とJayBird BlueBuds X(下)と比べるとこの通り。それなりのグレードのイヤホンはゴツいのが多いので、装着してるとどうしても”着けてる感”があります。しかし、X10は装着しても目立たずスタイリッシュ。重量も10gとめちゃめちゃ軽いです。
そしてもう一つ特徴、「Oval Ear Tips」という楕円形のイヤーピース。この形のおかげで抜群の装着感、高い遮音性を実現しています。耳の奥まで入るので、ずれたりする感じもありません。学生時代にImage S4を購入したんですが、その時もこのイヤーピースに惹かれて買った記憶があります。
付属のポーチはちっちゃくてソフトでいい感じ。本体が小さいからこそですね。
こちらも比較。他の2つはハードだし、IE8のものに関してはさっとしまえない仕様ですw
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外的特徴
さっきも書いた通り、小さく軽いので装着している感じがほとんどしません。楕円形のイヤーピースのおかげで装着感もよく、イヤホンと一体化している感じさえ覚えるような。
また、ケーブルも柔らかめで取り回しがいいです。僕はSHURE掛けという耳の上にケーブルを持ってくる着け方をするんですが、耳のとこでケーブルが暴れることもなく。
気になるところというか、プラグがまっすぐなので取り扱いに気を使います。断線してはもともこもないですからね。IE8のようにリケーブル可能だったらなおよいなと思いました。
音について
あえてiPhone 5sに直挿しで使用しました。曲はメタルとかアイドルソング多め。
さすがBA、解像度が高くて透明感があります。かといって超モニター寄りというわけではなく、全体的に丸みがあって聴き心地がいいです。
シングルBAらしく繫がりのいい音。全体的なバランスがいいので、癖のない音が好きな人に向いてるんじゃないかなと。商品のキャッチにも”原音に忠実なサウンド”って書いてあるぐらいですし。
逆に、その感じが好きじゃない人は物足りなく感じるかもしれないです。
全体的にフラットな音とはいえ、BA機にしては低音はしっかり出ます。この小ささでこれはすごいなと思いました。スカスカした感じではなくて、ちゃんと重量感を残してくれます。
中高域も伸びがよくて聴いていて気持ちいいですが、高音が繊細なので中低音にマスクされ気味と感じることも。
ボーカルの艶やかさが良いです。細かな息づかいもしっかり聞こえるのでアイドルソング聴くのにいいですよ。
ジャンルを選ばずいろんな曲をまんべんなく聴ける感じ。完成度も高くてまさに万能と言ったところ。いやー、X10めっちゃよいです。
なんかいいイヤホンないかって聞かれたら、自信を持って勧められます。
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