Youtubeの動画編集にはAdobe Premiere Proを使っています。
Premiere Proの動画書き出し(エンコード)はCPUパワーを使うので12コアのRyzen 3900Xを導入したことでかなり快適になったんですが、最新バージョンでハードウェアエンコードに対応しました。
また、NVENCというハードウェアエンコーダの統合により書き出し時間がかなり速くなったとのことなので、早速試してみました。
Premiere ProのNVENC対応
Premiere Pro バージョン14.2ではNVIDIAのGeForceやQuadro GPUでのハードウェアエンコードに対応。
従来のCPUを使ったエンコードに比べて最大5倍の速度でファイルを書き出すことができるようです。
これまでも、NVIDIA CUDAコアを使った動画エンコードができましたが、NVENCを使ってH.264、H.265/HEVCの書き出し時間も速くなります。
Premiere Proのハードウェアエンコードを試す
実際に書き出し時間を測定してみましょう。
試したのは以下の動画。10分ちょいのフルHDの動画です。
結果は以下の通り。
ソフトウェアエンコード(CPU)が7分11秒、ハードウェアエンコード(GPU)が6分11秒でした。
それなりにハイスペックなCPUなので、差が少なかったのかな?
書き出し中のCPUとGPUの使用率はこんな感じでした。
処理をGPU側に任せる事によって、余裕が生まれています。同時並行で他の作業をしても余裕っすね。
ほとんど使われていなかったGPUがしっかり仕事をするようになりました。
GTX 1070ですが、まだ余裕すらあります。
4Kで本領を発揮した
フルHDだとあまり差がなかったので10分の4K動画を書き出してみました。結果は以下。
ソフトウェアエンコード(CPU)が9分38秒、ハードウェアエンコード(GPU)が2分47秒でした。
CPUでも動画の時間より短い時間で書き出せててすごいな~って思ってましたが、ハードウェアエンコードだとさらに1/3以上早い時間でした、すげぇ…
今までもプラグイン等を使うことでハードウェアエンコードは出来たようですが、機能として載ったことはとてもいいことですね。
Youtubeに動画投稿するならWinの方が圧倒的によくね?となる結果でした。すごい。