東プレの静電容量無接点方式キーボード「REALFORCE R3」を購入して1ヶ月ほど使ったのでレビューします。
今までのリアフォの打鍵感はそのままに、Bluetooth接続に対応したことで最大4台のデバイスに接続ができ、さらに最高になったプレミアムなワイヤレスキーボードです。
目次
REALFORCE R3 R3HD11
REALFORCE R3の箱。キーボードの箱としてはかなりデカいです。
REALFORCE R3本体、USBケーブル、単三電池が同梱されています。写真にはないですがもちろん取説も入ってます。
なお、キープラーは入っていませんでした。
USBケーブルは片側がUSB Type-CでL字になっています。
今回購入したのはREALFORCE R3のR3HD11というモデル。
有線・無線両方で使えるハイブリッドタイプ、英語配列、テンキーレス、静音スイッチ、APC対応、キー荷重45gのモデルです。
英語配列モデルは。テンキーレス・フルキーボード合わせて6モデルしかラインナップされていなく、一番欲しかったキー荷重が可変重のやつがないんですよねぇ。
配列はこんな感じです。
ファンクションボタンの列の上に電源ボタンやインジケーターが配置されているので、その分奥行きが増しています。
背面には有線接続用のUSB Type-Cポート。
底面にはゴム足と角度を変えるスタンド、電池ボックスがあります。
ワイヤレスで使う場合は単三電池2本で動作します。
バッテリーの劣化を考えなくていいのは、5年10年使うことを考えると素晴らしいですね。
通常状態と底面のスタンドを立てた状態ではこれくらい角度が変わります。僕はスタンドを立てずに使っています。
REALFORCEのロゴが刻まれたプレートが左上に埋め込まれています。かっこいい。
いくつかのキーには、Fnキーとの組み合わせで使える機能が割り当てられています。
接続デバイスの切り替えや接続デバイス・電池残量のチェック、ボリューム操作などを行うことが可能です。
今まで使っていたREALFORCE R2との比較。
横方向もちょいデカいですね。そして角がとれて厳つさがちょっと減った感じ。
REALFORCE R3 R3HD11 の仕様
REALFORCE R3 R3HD11の製品仕様は以下の通り。
インターフェース | Bluetooth 5.0 & USB 2.0 |
サイズ | 163mm × 379mm × 30mm |
重量 | 1.3kg |
本体色 | ブラック |
キーキャップ色 | ダークグレー |
キーキャップ素材 | PBT |
キー配列 | 英語 |
キー数 | 87 |
キーストローク | 4.0m |
キー印刷 | 昇華印刷 |
キー荷重 | 45g |
キー構造 | ステップスカルプチャー |
Nキーロールオーバー | フルNキーロールオーバー |
スイッチ | 東プレスイッチ (静電容量無接点方式) |
スイッチ寿命 | 5,000万回以上 |
ケーブル長 | 1.8m(着脱式) |
対応電池 | 単三電池×2本 |
動作時間 | 約3ヶ月 (アルカリ電池使用時の目安) |
REALFORCE CONNECT について
REALFORCE CONNECTというソフトウェアで様々な設定を行うことができます。
なお、REALFORCE CONNECTを使うには有線接続する必要があります。
メイン画面。上部にでかでかと描かれているのはキー入力のヒートマップ。
デバイスと書かれているところで接続時のデバイス名を変更することができます。
バッテリー残量も1%単位で確認できますが、ざっくり確認するのなら機能キーでの確認のほうがラク。
無線の項目ではエコモードの設定を変更することができます。
NumLockなどのLEDの点灯/消灯や、一定時間キー入力がなかった場合に電源オフ/無線オフにするなどの動作を4段階で設定可能。
カスタムではLEDのオン/オフ、無線と電源どちらをオフにするか、オフにするまでの時間を設定できます。
アニメなどを見てると30分以上キー入力をしないことはざらにあるので、僕は120分キーを押さなかったら無線をオフにするという設定にしています。
その分電池が減るのが早くなりますが、高頻度で無線がオフになるほうが煩わしいかなと。
乾電池なのでサクッと交換できますしね。
APCではキーのアクチュエーションポイント(キーを押してから反応するまでの深さ)を調整できます。
全て、個別1、個別2の3パターンで設定でき、キーのアクチュエーションポイントを0.8mm、1.5mm、2.2mm、3.0mmから選択します。
青枠で囲まれたキーを押下すると右のストロークメーターにストローク量が表示されるので、アクチュエーションポイントを決めるときの目安になります。
キーマップ入替では、キーを単一で押した場合、Fnキーと同時押しした場合の動作を変更できます。
キーマップはA/Bの2面あって、キーマップ変更してない面とカスタマイズした面で使い分けるなどが可能です。
設定では、REALFORCE CONNECT画面やアプリ上に表示されているキーボードのパネルの背景を変更できます。
また、キーマップの更新間隔の変更も可能です。
REALFORCE R3 の特徴
Bluetooth接続で最大4台のデバイスと接続できる
REALFORCE R3の最大の特徴はこれですよね。
今までは有線接続しかありませんでしたが、REALFORCE R3は有線接続の他にBluetoothで最大4台のデバイスと接続できます。
今まではメインのPCでREALFORCE R2、会社のMacBook Proで別のBluetoothキーボードを使っていましたが、それをREALFORCE R3だけに集約することができました。
メインPC、会社PCとも同じ打鍵感なのはめっちゃいいですね。(Mac用REALFORCEという選択肢はなかったです)
静電容量無接点式スイッチが最高
これはREALFORCE R3に限らず全てのREALFORCEに言えることなんですが、静電容量無接点方式のスイッチが最高です。一度使うと離れられないですね…
スコスコという感じの打鍵感で、静音スイッチだと打鍵音も静かなのでオフィスで使っても迷惑じゃないです。
様々なモデルを選ぶことができる
REALFORCE R3は、有線/ハイブリッド、テンキーレス/フルキーボード、日本語配列/英語配列、本体カラー、キー荷重などで26種類に分類されます。
英語配列は残念ながらキー荷重と色の違いで6種類しかないですが、日本語配列は20種類もラインナップあり、自分にピッタリなモデルを選択できます。
REALFORCE CONNECT で自分に合わせたカスタマイズができる
前述の通り、REALFORCE CONNECTというソフトウェアを使ってキーボードの動作をカスタマイズすることができます。
僕は現状エコモードのカスタマイズくらいしか行っていませんが、APCやキーマップ入替などをがっつりカスタマイズすることもでき、さらに設定のエクスポートも可能です。
キーボードに対するこだわりが強い人でも満足できるのではないでしょうか。
少し不満を上げるとすれば、REALFORCE CONNECTが有線接続でしか使えないことですかね。Bluetooth接続状態でも設定をいじることができれば最高なのですが。
誰もが認める最高峰のプレミアムキーボード
今までRealforce 91UBK、REALFORCE R2とリアフォを使ってきて、3台目となるREALFORCE R3ですが、やっぱりREALFORCEはいいですね。
静電容量無接点方式のキーボードはリアフォの他にHHKBやNiZキーボードなどがあるんですが、個人的にHHKBは配列にクセがあるのであまり好きではなく、NiZキーボードは一度使いましたが打鍵感がやっぱりREALFORCEの方がいいなぁとなって手放してしまいました。
性能面でREALFORCE R2に文句があったわけではありませんが、やはりどこかで無線だったら嬉しいなぁと思ってはいました。全てのPCでREALFORCEが使いたかったんです。
そんな中満を持して登場したワイヤレス接続のできるREALFORCE R3、本当に最高です。東プレさんありがとう。
3万円オーバーという高級キーボードなので気軽に買えるようなものではないですし、重量も1.3kgあるのでHHKBのように持ち運びに適してるとは言えません。それでもリアフォが好きなんですよね。
強いて言うなら、無線接続方式にUSBドングルがあれば安定性という面でも最高なんですけど。まぁ現状Bluetooth接続で通信が切れるなどのトラブルに見舞われてはないのですが。
人を選ぶキーボードではあるのですべての人にオススメ!とはなりませんが、個人的にはまじで最高なキーボードです。Rentioでレンタルが開始されたので、気になる人はまずは試しに使ってみてはいかがでしょうか。