NikonのAPS-Cサイズのミラーレス一眼「Z 50」を買いました。
2019年11月発売のZ 50を今更買った理由や、実際にZ 50を使ってみて感じたことをレビューしていきます。
目次
Z 50を買った理由
今更Z 50を買った理由は2つ。
1つは、カメラを撮るカメラが欲しかったから。
現在のメインカメラはZ 7IIなんですが、カメラが1台しかないとZ 7IIを撮ることができません。
新しくレンズを買ったときなんか、実際に装着した写真撮りたいじゃないですか。それにはもう1台カメラが必要なんですよね。
もう1つは、Z 50がかなり安かったから。
マップカメラの夜市で、中古美品を64,700円で買うことができました。やっす!
2年前のカメラとは言え、新品の約半額で買えるならありだな~~~って感じですよね。
Nikon Z 50を使って感じたこと
Nikon Z 50を実際に使ってみて感じたことなど。
可動域の広いチルトが使いやすい
Z 50の特徴とも言えるのがこれ。
チルトモニターが下方向に180度まで動きます。僕は自撮りしないのでこの状態で使うことはないんですが、Z 7IIとくらべてもチルトの可動域が広くて使いやすいです。
Z 7IIは下方向これしかいかないんですよ。これマジで不満です。
D500やD850は上下方向ともに90度まで動くのになぁ…
俯瞰撮影する時とかまじで不便だなぁと感じていたんですが、Z 50は90度以上動くのでこれはマジで便利です。
シャッター・ボタン・ダイヤルが安っぽい
正直今までZ 50は眼中になかったので実際に触ったのはこれが初めてだったんですが、シャッター・ボタン・ダイヤルが絶妙にチープです。
シャッターは半押し、全押しともにクリック感があってすごく違和感があります。シャッターを切ったときの反動もZ 7IIなどに比べると安っちいです。
ボタンも押し切ったときにクリック感があります。Z 7IIとかはスッと押せるので、それに比べるとやっぱり違和感ありますね。慣れるのかな?
メインコマンドダイヤル・サブコマンドダイヤルはZ 7IIに比べて重いです。そして回したときのカチカチ感も強め。
なんというか全体的に操作系に安っぽさを感じてしまいますね。
ボタン配置が使いづらい
これはまーーーーじで使いづらい。
Z 7IIとかは左上に再生・ゴミ箱ボタンがあるんですが、Z 50はその場所に「モニターモード切り替えボタン」があります。なんで???
モニターモードなんてそんなに頻繁に切り替えないし、今まで使ってきた歴代カメラはそこに再生ボタンがあったのでめっちゃ間違えます。
ボディ小さいから仕方ないのかな…と思いきやZ fcも左上には再生ボタン・ゴミ箱ボタンです。まじで意味分からん。
右側のボタン類をZ fc、Z 7IIと比較するとこんな感じ。
Z 50は「拡大」「縮小 / サムネイル / ヘルプ」「DISP」がタッチキーになってるのでむしろZ 7IIのような配置に近づけられたのでは…と思います。
次にAPS-Cボディが出るときはここが改善されていることを望みます。
インターフェイスが貧弱
インターフェイスはMicro-USB、HDMI(Type D)、3.5mmステレオミニジャック。
これは購入前から分かってることですが、やっぱりアクセサリーターミナルは欲しいよなぁ。そして2019年発売のくせにUSB-Cを搭載しなかったのはマジで謎。
リモートレリーズについては「ML-L7」というのを買えば可能らしいので検討中って感じです。
SDカード取り出しづらい
バッテリーのとこにSDカードってやっぱりちょっと使いづらいですよね。
特に僕の場合、Z 50は物撮り専用機=三脚固定なんですよね。そうなるとボディ横から取り出せたほうが圧倒的にラクなんだけどなぁ…
まぁボディサイズ小さいので仕方ないとは言え、使いやすくはないなという感じです。
割り切った用途なら悪くはない
いろいろと感じたこと(イマイチだなって思うことの方が多かったけど)を書いてきましたが、まぁ割り切った用途であればコスパいいのかなって思います。
有効画素数2088万画素で、Lサイズの画像サイズは5568×3712pxになります。Z 24-70mmを使った場合フルサイズ換算で36-105mmなので物撮りに使う分にはちょうどいい感じです。なんならZ 7IIで物撮りするときもAPS-Cモードにしてますし。
それでいて7万円を切る価格というのはコスパ高いですね。
あくまでもサブと考えれば手軽に機材追加できるのはアドバンテージでしょう。