以前、UGREENのNASync DXP2800をレビューしましたが、そのときに「アプリまわりが意外と使いやすいな」と感じました。試しにスマホのバックアップやファイル整理に使ってみたところ、思っていた以上に便利で、それ以来いろんな用途で使うようになりました。
結果的に、スマホの自動バックアップ、外出先からのアクセス、Dockerを使った開発環境構築など、かなり活躍の幅が広がっています。
この記事では、そんなNASync DXP2800を実際にどう使っているのか、具体的なシーンを交えて紹介していきます。
前回の記事はこちら
目次
NASync DXP2800ってどんな製品?

UGREEN NASync DXP2800は、最大64TB(24TB×2+8TB×2)まで対応する家庭向けのNAS。Intel N100プロセッサにDDR5メモリを組み合わせた構成で、普段使いから少し踏み込んだ用途までしっかりこなせる性能があります。

外観はシンプルで、2ベイのHDDは引き出し式。工具なしで簡単に着脱できるので、NASが初めてという人でもセットアップしやすくなっています。
個人的に便利だと感じたのは、アプリまわりのわかりやすさと初期設定のしやすさ。スマホアプリ「UGREEN NAS」やPC用のWeb UIから直感的に操作でき、「NASって難しそう」というイメージをいい意味で裏切ってくれます。
主な仕様は以下の通り。
DXP2800 | |
CPU | N100 |
メモリ | 最大16GB |
内蔵ストレージ | eMMC 32GB |
ベイ数 | 2 |
M.2スロット数 | 2 |
最大容量 | 64TB (24TB×2+8TB×2) |
RAlD | JBOD/Basic/RAID0/RAID1 |
LAN | 2.5GbE×1 最大280MB/s |
前面USBポート | USB-C(USB 10Gbps)×1 USB-A(USB 10Gbps)×1 |
背面USBポート | USB-A(USB 5Gbps)×1 USB-A(USB 2.0)×2 |
HDMI出力 | 4K60Hz |
SDカードスロット | 非搭載 |
サイズ | 23.1×10.9×17.7 cm |
重量 | 2.545 kg |
処理性能としては、NAS用途としては必要十分。ストレージの引き出しやすさ、静音性、設置しやすいサイズ感など、家庭で使う上での配慮がしっかりされています。
スマホの自動バックアップが便利
UGREEN NASync DXP2800で最初に便利だと感じたのが、スマホの写真・動画を自動でバックアップしてくれる機能です。

UGREENのアプリを入れておけば、Wi-Fi接続時にカメラロールのデータを自動でNASにコピーしてくれます。アプリを開かなくてもバックアップが進み、アップロード済みの写真はスキップされるので、無駄に時間がかかることもありません。
特にありがたいのが、家族ごとにアカウントを分けて管理できる点です。たとえば我が家では、自分と妻のスマホ、子どものiPadをそれぞれ別アカウントで登録し、各自のデータが自動で分けて保存されるようにしています。
iCloudやGoogleフォトも便利ですが、NASなら容量の制限を気にせず使えるのが大きな利点。写真を「自分で保存している」という安心感もあり、クラウドに依存しない構成が取れることに安心感を感じます。

こうした自動バックアップ機能は、NASに慣れていない人こそ実感しやすい便利さだと思います。
外出先からのアクセスもスムーズ
NASを使う上で「外出先からちゃんと繋がるのか?」というのは気になるポイントですが、UGREEN NASync DXP2800はその点でも安心です。

アプリを使えばVPNの設定をしなくても、外出先から自宅のNASにアクセス可能。スマホやノートPCから、自宅と同じ感覚でファイルを開けるので、出先で「あの写真使いたいな」と思ったときにもすぐ対応できます。

僕はブログ用に撮った写真を外で確認したり、過去の素材を整理したりする場面でよく使っています。
外出先からもデータにアクセスできる環境があると、データ管理の自由度が大きく広がります。
写真アルバムを家族と共有できる
UGREEN NASには、保存した写真をアルバム形式でまとめて他の人と共有できる機能があります。これが思っていた以上に便利で、家族や親戚とのやり取りによく使っています。
たとえば旅行やイベントで撮った写真を1つのアルバムにまとめ、URLを送るだけで共有完了。受け取る側はUGREENのアカウントがなくても見られるので、「この前の写真ちょうだい」みたいな場合にもスムーズに対応できます。

特に子どもがいる家庭だと写真を家族と共有する機会は多いと思いますが、そういう場面でも非常に便利。うちの場合、妻はアプリから直接見られるし、義母には共有用リンクを送るだけで見てもらえるので助かっています。

また、AIによる顔認識機能で人物ごとに写真が自動分類されるのも便利です。子どもの写真だけをまとめて見返したいときなど、検索の手間がかなり減ります。Googleフォト使ってて便利だよな~って機能がNASでも使えるのはいいですね

「写真は撮るけど整理は面倒」「友人に送るのも手間だな」という人には刺さる機能です。
Dockerで開発環境を構築できる
UGREEN NASync DXP2800はDockerにも対応していて、自分専用の開発環境をNAS上に構築することができます。
僕の場合、ブログで使っているWordPressのローカル開発環境をNAS上に立てていて、複数のPCから同じ環境にアクセス可能にしています。自宅のデスクトップPCで作業していた内容を、外出先のノートPCからそのまま続けられるのは地味に便利です。

NAS上でDockerを使うメリットは、環境をそのまま保持できること。PCを買い替えても、NAS側にあるコンテナやデータはそのまま残るので、設定を繰り返す必要がなくなります。メインマシンを組み替えたりWindowsの再インストールをすることが人より多いため、毎回の「また環境作り直しか……」というストレスから解放されるのはかなりデカいですね。

もちろん、開発用途に限らず、メディアサーバーやパスワード管理ツールなど、Dockerを使ってさまざまなサービスを追加できるのも魅力。NASを保存場所としてだけでなく、自分専用のサーバーとして使いたい人にもおすすめできます。
設定に多少の知識は必要ですが、今なら生成AIに聞きながら進めれば、思ったよりスムーズに構築できると思います。
写真も動画も、まとめて整理・共有できる1台
UGREEN NASync DXP2800は、ただの保存場所ではなく、日常の中でデータを“うまく扱う”ためのツールとして活躍してくれます。
スマホの自動バックアップで管理の手間が減り、外出先からのアクセスや家族との共有もスムーズに。さらにDockerを使えば、開発用途にも柔軟に対応できる自由度があります。
最初からすべてを使いこなす必要はありませんが、ひとつでも「これ便利かも」と思える機能があれば、それだけで導入する価値はあると思います。
写真も動画も、いろんなデータも。「とりあえず入れておけば安心」と思える場所があると、日常のデジタル管理がちょっと楽になります。
なお、UGREENでは7月のAmazonプライムデーにあわせて、NASyncシリーズの割引キャンペーンが実施される予定です。今回紹介したDXP2800も19%オフで購入できるチャンスとなっています。
購入を検討している方は、以下のリンクから詳細をチェックしてみてください。
UGREEN NASync DXP2800の詳細は以下より
セール開催期間と販売サイト
【先行セール】2025年7月5日(土)00:00 ~ 7月7日(月)23:59
【本セール】2025年7月8日(火)00:00 ~ 7月14日(月)23:59
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【先行セール】2025年7月8日(火)00:00 ~ 7月10日(木)23:59
【本セール】2025年7月11日(金)00:00 ~ 7月14日(月)23:59
提供:UGREEN