目次
国内のAndroid端末はAndroid 6.0以降でもSDカードを内部ストレージとして使えない
Android 6.0以降では、SDカードのストレージを内部ストレージとして利用できる機能があります。 が、国内のAndroid端末ではその機能が使えない場合があります。 SDカードのメニュー内に、「本体メモリとしてフォーマット」的な項目が出るらしいんですが、このとおり。 使う使わないは別として、使える機能が使えないのはなんかなぁという感じですね。Android 6.0以降のAndroid端末でSDカードを内部ストレージとして使う方法
調べてたらなんか出来そうな気配がしたので試してみて、そしたらできた的な。 この辺を参考にしました。Here’s how to configure adoptable storage on your S7 / S7 Edge – Android – MoDaCo
必要要件
- Android 6.0以降であること
- adbコマンドがつかえるようになっていること
Android 6.0以降のAndroid端末でSDカードを内部ストレージとして使うための手順
XperiaとPCを接続し、コマンドプロンプトを開く。 以下のコマンドを実行。adb shell sm list-disks上の画面だと、「disk:179,64」と出ていますが、これは人よって変わると思います。 続いて、以下のコマンドを実行。「disk:179,64」の部分は適宜変えてください。
sm partition disk:179,64 privateこれでSDカードが内部ストレージとして使えるようになりました。もし、SDカードの容量のうち、50%を内部ストレージとして使いたい場合は以下のようにすればOK。
sm partition disk:179,64 mixed 50
設定から容量を見てみる
実際に端末側でどう見えているかを確認します。まずは普通に32GBのSDカードが挿入されているとき。 内部ストレージと外部ストレージに分かれていますね。 続いて、SDカードを100%内部ストレージとして割り当てた場合。 数字がおかしい…ですが、SDカードが外部ストレージとしてではなく認識されていることがわかります。 50:50で割り当てるとこんな感じ。 相変わらず数字はおかしいですが、SDカードの容量を内部ストレージと外部ストレージで使用していることが分かりますね。 もとに戻す(外部ストレージとして使う)場合は、SDカードのメニューから「外部ストレージとしてフォーマット」を選択すればOKです。内蔵ストレージが少ない端末を使っている人は試してみる価値アリです。