GEEEK CASE G1 SEというPCケースを購入したのでレビューします。
容量11.3Lと非常にコンパクトながら、長さ325mmまでのグラフィックボードが搭載できるPCケースです。
GEEEK CASE G1 SE
GEEEK CASE G1 SEは、フロント・トップ・リアの各面を1枚のアルミを曲げて形成したユニボディ筐体のPCケースです。
マザーボード・電源側とグラボ側に部屋が別れたデュアルチャンバー構造を採用しています。
トップ・ボトムにはたくさんのパンチホールが空いていて、コンパクトながらも冷却性能はそれなりに期待できそうです。
ケースにUSBポートはなく、電源ボタンのみというシンプル仕様です。ケースにつながるケーブルもなにげに結構かさばるので、このコンパクトさを実現するために取っ払ったんだと思います。
サイドパネルはアルミパネルもしくはスモークアクリルパネルから選ぶことができます。
(現在公式サイトではアルミパネルしか選択できなくなってました。)
仕様・互換性
GEEEK CASE G1 SEの仕様と互換性については以下の通りです。
モデル | G1 SE |
色 | ブラック・シルバー |
素材 | 2mm 陽極酸化アルミニウム サンドブラスト加工 |
サイズ (W×H×D) | 145×236×333mm フットパッド、リアの突起除く |
容量 | 11.3L |
重量 | 2.8kg |
以前組んだNcase M1のサイズが160.6×241.7×328mmだったので、それより更に小さいですね。
CPUクーラー | 高さ66mmまで |
グラフィックボード | 長さ325mmまで 高さ145mmまで 厚さ55mmまで |
マザーボード | Mini-ITX |
ドライブ | 2.5インチSSD×4 |
ケースファン | トップ:120mm×2 ボトム:120mm×2 厚さ25mmまで |
電源 | SFX / SFX-L |
ラジエーター | ボトム:120mm ラジエーター高27mmまで ファン厚25mmまで |
ケースファンはトップとボトムにそれぞれ120mmファンを2つずつ搭載可能です。
簡易水冷の場合は120mmラジエーターまでしか対応していないので、組むときはミドルクラスのCPUにしておいたほうが無難だと思います。
GEEEK CASE G1 SEでPCを組んでみた
実際にPCを組んでみました。
構成は「Ryzen & Radeonで組むAMDゲーミングPC」で紹介したパーツたちです。
マザボ側はギッチギチですが、グラボ側は思ったよりも余裕がありますね。リファレンスモデルのRX 6700 XTだからってこともありますが、オリファンモデルのグラボでも余裕ですね。
グラボ側は基本的にグラボしか存在しないのでかなりスペースにゆとりがありますね。
マザボ・電源側はこんな感じ。このギッチリ感、たまらん。
デュアルチャンバー構造なので水冷ヘッドもちゃんと見えます。いいね。
マザボは逆向きになっちゃうんですが、まぁ後ろは見えないからOK。
グラボはオプションのライザーケーブルで接続するんですが、トップにファンがあると通す隙間がマジでなくなるので組む順番には注意が必要。
ケースファンの位置には遊びがほぼないので、Lian LiのUNI Fanみたいなのはくっつけてつけることはできないと思います。
電源つけてみました。グラボがかなり目立っていい感じっすね。
僕はPCをデスクの右側に置くのでこちら側はあまり見えないんですが、左側に置く人でも水冷ヘッドがちゃんと見えていい感じですね~。
サイドパネルをつけるとこんな感じです。スモーク具合が程よくてマジでかっこいい。
配線とかぐちゃぐちゃになりそうだなーって人はアルミサイドパネルを選べば中が見えないので安心ですね。そっちのほうが冷却性もいいと思います。
コンパクトなITXケースは色々ありますが、小さいとグラボのサイズにめっちゃ制限が出てきます。
特にRTX3000シリーズのオリファンモデルなんて超巨大なのでかっこいいケースでもグラボが入らず諦める…みたいなことがよくありますよね。Ncase M1とかがそれ。
Cooler MasterのNR200Pというケースはでかいグラボも入るし240mmラジエーターも搭載可能で素晴らしいケースですが、やっぱりちょっと大きい(大きくはないけど)。
それに対してこのG1 SEは、11.3Lという圧倒的な小ささでありながらも325mmまでのグラボを搭載可能というコンパクトPC好きにはたまらないケースではないでしょうか。
この手のケースでよくある海外の公式サイトからしか買えないということもなく、Amazonでも購入できるのも嬉しいところです。
コンパクトなPCを組みたいという人は選択肢に入れてもいいと思います。